鳥見雑記帳

庭や近所の公園で観察した野鳥についての雑記帳

ルリビタキ See you again

2019年04月08日 | ルリビタキ

ジョウビタキと並んで、ルリビタキは冬の鳥の人気ナンバーワンかもしれない。

きれいで(オス)かわいい(メス)ということに加えて、冬の間中1羽でなわばりをつくって暮らすので、だいたいいつもそこへ行けば見られるというのも魅力だからだろう。

つまり個体認識できて、親しみが増すのだ。今日も元気だった、こんなことをした、あんなものを食べた、まだいる等々。

そのルリビタキもいよいよお山へ帰っていく時期が来た。

今年見られたオス

 

オスが青くなるには3年かかると言われているが、このオスはまだ少しグレーの羽が残っている。

お気に入りの切り株。切り株にふんがたくさん。ここから地面へ降りて餌を捕る。

秋口はエノキの実などを採り、ゴマダラチョウの幼虫のようなものも捕った。

4月に入ると、かなり動きが大きくなり、旅立ちを予感。この場を離れて他所にも行き、移動モードに入っていった。

ルリビタキは3年以上生きるものは少なく、したがって真っ青になって下りてくる個体数は少ない。元気でいてほしいものだ。

 


MFにルリビタキは何羽?

2018年02月27日 | ルリビタキ
ルリビタキのいない冬は寂しすぎるが、この冬のルリビタキの数はわりと多いように思う。

人気の青いオス







このオスは12月の末に見たきりで、その後見ていない。同じ公園内の違う場所で見た人の写真を見せてもらうと、白い眉斑が短いという特徴が似ていたが、同一個体化とうかははっきりしない。

MFで最初に確認したルリビタキは水場に現れた個体で、メスのように思われる。これをAと呼んでおこう。



次に別の場所で見たのをこの個体



この写真ではメスか若いオスかわからない。
しかし、飛んだ時に青い色が目立った。



同じ個体だが、よく見ると肩のあたりがはっきり青いので、若いオスだと思う。これをBと呼ぶ。

このBと同じ場所で追いかけあっていた個体はこちら。



脇腹の部分の羽がおかしい。一時的なものではなく、いろいろな人が何度も同じ状態なのを確認しているので、怪我しているのかもしれない。これをcと呼ぶ。

次にまた違う場所で見たのがこちら。



メスのように見える。場所的にAの行動範囲の可能性もあるので、A'。

そして、最近池の周りでよく目にする個体。





A、B,C とは場所的にかなり離れているので、別個体だろうと推測される。メスなのかオス若なのか微妙だ。飛んだときに撮ったぶれぶれの写真をみると、背中の部分が青く見えるのでオスの可能性も強い。これをDとする。

私が目撃した範囲だけでも、青いオスとメスタイプが少なくともA(A')/B/C/Dと4羽、計5羽いる(いた)と言っていいだろう。

昨冬見た脚を怪我していた個体は、今年は見ていない。次の冬、きれいな青いオスになってまた来てくれる個体はどれだけいるだろうか。



この冬のルリビタキ

2017年01月17日 | ルリビタキ
ルリビタキは、高度の高いところ(例えば富士山の五合目あたり)で繁殖し、冬に里に下りてくる漂鳥だ。
地元の公園でも冬季にはほぼ毎年見られる。今年私は少なくとも3か所で見た。

12月初め水場にときどき現れた個体




同じく12月初めに別の場所で見た個体





どちらもメスタイプと言われる雌雄のはっきりしないタイプ。もしかしたら同個体かもしれない。
ルリビタキのオスは3年経たないと綺麗な青い色にはならないので、若いオスとメスの見分けが難しい。

この場所は代替わりしても、メスタイプもオスとわかるタイプもよく見られる場所なので、ルリビタキが好む場所なのだろう。
ルリビタキが降りてくるころは、すでに木の実や種は他の鳥に食べつくされているころで、ルリビタキは低木の地面に近い枝に止まり、地上に下りては落ちている種を拾ったり、虫を捕まえて食べている。

1月になってから見た個体







この場所は、例年はどちらかというとジョウビタキがよく見られる場所なのでちょっとびっくりした。ルリビタキにしては、かなり明るい場所にもどんどん出てくる。やはりメスタイプ。

そして、この個体はあとでよく見ると右脚指が丸まっている。







特に痛そうな感じや不自由そうな感じがなかったので気が付かなかった。生まれつきなのかもしれない。
それでも、やはりこうした明るい開けたところの方が活動しやすいということがあるのだろうか。

元気に一冬を過ごしてほしい。






今季のルリビタキ

2016年02月25日 | ルリビタキ
冬鳥があまり多くなかった今季の公園で、リルビタキだけは少なくとも3個体見られた。

例年より早く下りてきたルリビタキのオス(12月)まだ紅葉が残る公園にて









それなりに青くなっていたオスだが、年が明けて公園の別の場所で見られたオスよりは色が薄い。

真っ青な個体









この個体は、出てくる場所がかなり限定的だった。
ひとりでじっくり観察していると、「こっちへ移動して、あの実が食べたい思っているのだな」というように、なんとなく行動パターンが見えてくる。鳥は少人数で距離をとりながらじっくりと見るのが面白い。

鳥が少ないので、このルリビタキにたくさんのカメラマンが集まっているときがあるが、そういうときは、外して、誰もいない時期を見計らって観察することにしていた。
そうすると、たいてい夕方ちかい時間になるので、感度を上げた荒れた画像になってしまうのが難点だが。

もう1個体。若いオス





暖かい日に囀っていたという話と、肩のあたりがうっすらと青いことからオスと知れる。
1年目の若い個体なのだろう。真っ青になるには3年かかるらしい。

これら3個体は、夏日のような暖かい気温の日のあと、どれも姿が見えなくなった。
例年は3月中旬ぐらいまで公園に残っていることが多いのだが、移動先でまた寒くなってびっくりしているかもしれない。



迎春。迎冬鳥

2015年01月03日 | ルリビタキ
明けましておめでとうございます。



昨年は、遠征先でゴジュウカラやキバシリ、ムギマキなどがみられたこと、
オーストラリアのケアンズで「ダーウィンが来た」や「ワイルド・ライフ」で取り上げられたような鳥たちに実際に遭えたことなどが楽しい思い出だった。

今年はどうだろうか。
あちこちで冬鳥のたよりが聞かれるが、私が出遭えた鳥はまだ少ない。
冬鳥熱烈歓迎だ。

この青いルリビタキは昨年暮れの写真だが、毎年見られる場所にまた来てくれた。

ちょっと暗くてごちゃごちゃの中。



そしてメスタイプも。





同じく昨年の暮れ見られたこのトラツグミは、今年も見られるだろうか。





今年も楽しい鳥見ができますように!