鳥見雑記帳

庭や近所の公園で観察した野鳥についての雑記帳

ギンヤンマの産卵

2007年09月13日 | その他
今年の夏は、マイ・フィールドの公園に「トンボ青年」が来ていて、
トンボについていろいろ話を聞くことができた。
身近な公園にもオオヤマトンボ・マルタンヤンマ・ヤブヤンマなどがいること、
なかなか写真に撮れなかったギンヤンマの生態を聞いて、撮るチャンスができたこと。

特にギンヤンマは産卵するときに止まることが確実なので、撮りやすい。
この写真のギンヤンマの翅は白っぽくなっているが、
これは、若くない証拠なのだそうだ。
羽化したばかりのときは、透き通っている。
また、体の青い色も生まれたてのときは鮮やかだが、
だんだんくすんだ色になってくる。
この個体もかなりくすんでいるようだ。

夏もいよいよ終わり。ギンヤンマも最後のひとがんばりをしているのだろう。
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群れるカメムシの幼虫たち

2007年09月06日 | その他
鳥たちの秋の渡りを確認できないまま、引き続き昆虫雑記帳です。

最近、キバラヘリカメムシの幼虫をよく見かけます。
マユミの実で成虫を見かけてから、
もしやと思って何度か観察するうちに、幼虫を見つけられるようになりました。

マユミ以外の近くの木の実にも葉にもけっこういました。
1匹ずつ実にくっついているときもありますが、
1枚の葉にたくさん集まっているときも多いです。
集まっている幼虫を見ると、大きいのと小さいの(1令~5令)が混在しています。
つまり、同じときに生まれたカメムシとは限らない幼虫が、集団になっているのです。
アカスジキンカメムシも、やはり大小の幼虫が混じって集団を作っていました。

これは、なぜなのでしょうか。どういうメリットがるのでしょうか。

カメムシは臭腺から嫌なにおいを出すということで嫌われていますが、
そのにおいは、仲間への合図になっているそうです。
においをゆっくり出すときは「全員集合!」、突然出すときは「危険だ、逃げろ!」
と仲間に知らせる意味らしいです。

この集団作成のメリットは、小鳥の集団にも似ていますね。
それ以外にも、体内と水分を保つ、
集団で植物の汁を吸って植物が持っている毒素を無毒にするなどのメリットが考えられているそうです。

私がカメラを近づけただけで、カメムシの幼虫たちは葉の裏へ逃げようとします。
よく見ると、触角をゆらゆらといかにも神経質そうに動かしています。
私には気づかないにおいを嗅ぎつけているのでしょうか。


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