この2週間ほどで、秋田県内の温泉施設を40カ所以上廻りました。中には日帰り入浴限定の施設もありますが、多くは宿泊を伴う施設で、同業であり競合先でもあります。そのため自分のことを棚に上げて、掃除が行き届いているかとか、設備の老朽化とか、接客の対応など温泉以外の余計なところまで見てしまいます。
今回の新型コロナ流行で、観光業界は大苦境となっており、休館が続くところもあります。県内では大型ホテルが閉鎖を発表したところもあり、本日は青森県のウェスパ椿山が10月末に閉鎖という発表もありました。コロナ以前は、東京オリンピックの特需などもあり、宿泊施設が足りないとして、民泊施設など多くの新規参入がありました。
今回の苦境の中で、見方を変えれば、既存施設のバーゲンセール。資金的に余裕がある他業種や同業の中には、この時とばかりに閉鎖施設を買収してというところも出始めているようです。今回の新型コロナをきっかけにそうした中から新しい形の宿泊施設が出てくるかもしれません。新しいものが正しいとは言い切れませんが、取り入れられる部分は取り入れる必要があるかもしれませんので、注視していきます。