温泉の宣伝で源泉掛流100%などとありますが、入浴時にこれを確認するのは、実は非常に難しいことです。加水に関しては、条例で表示義務がありますので、代替のところでは表記されていますが、中には湯温が暑い場合は、浴槽脇の蛇口から勝手に水を入れられるところが多くあります。温度管理を入浴客に任せる共同浴場などに時々見られます。
一方、掛流については、一番わかりやすいのは、浴槽から溢れていることで、一部では「オーバーフロー」などと呼ばれています。しかしこれは入浴客が多い週末などで、浴槽への出入りが多い時にはわかりにくく、中でも湯口からの投入量が少ない所ではなおさらです。逆に湯口からの投入量が多すぎる時には、オーバーフローがあっても、循環併用のところが多いようです。
オーバーフローが洗い場を盛大に流れているのを見ると、掛流と解り易のですが、浴槽脇の専用排水溝に落ちる場合は、そのまま循環される場合と、それが掛流になって排水溝に落ちる場合があるようですので、非常にわかりにくくなります。いずれにしても、入浴客が少ない時が一番状況がわかりますので、平日の温泉は非常に贅沢を感じます。
のち