新米ペアレントの営業日誌・営業中

2005年3月1日に秋田県大仙市にオープンした大曲ユースホステルのペアレント(経営者)が日々の出来事を送ります。

青森県に油田?

2020-08-21 23:46:53 | 鉱山

(国立国会図書館デジタルコレクションより)

先日から青森県の鉱山のお勉強を空いた時間に少しずつ行っています。そうした中で見つけたのが、青森県に石油や天然アスファルト(土瀝青)の露頭があり、試掘井戸がいくつか掘られたとのこと。大釈迦油田とも呼ばれたようで、弘前平野と云われる平地の東端の山沿い、奥羽線大釈迦駅の西から青森空港近く、黒石市から平川市にかけての広い場所で、地質調査や試掘が行われていたようです。

まだ詳しくは調べていませんので、一部断片的な情報でしかありませんが、明治の後半から大正時代にかけて、秋田での油田開発が行われた時期に、青森でも同様に油田の開発を目指したものの、幾つかの試掘で量産には適さないということで本格的な油田とはならなかったようです。

秋田県では油田開発で掘った井戸が、油でなく温泉が出て、その後温泉として残っている場所がいくつかあります。青森県では、ザっと見たところ、そうした温泉は浪岡駅周辺にある温泉がそれに該当しそうですが、それ以外の場所は、青森県でも珍しい温泉の少ない場所にあたっています。

(浪岡駅前温泉)

日本で油田は秋田県と新潟県で商業ベースでの採油が行われていますが、山形県(庄内)や青森県で油田開発を目論んだことがあったというのは、地元の一部の方はご存じの話なのでしょうが、こうしたお勉強をしてみないとわからない話でした。

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