諸物価の値上がりが続いており、10月には更に多くのものが値上がりになるとの話が出ています。数年前からデフレ回避のため日銀は年率２％のインフレ目標を掲げて来て、ここにきてそれを上回るインフレ状態。原油高や円安、金属価格や半導体価格の高騰、輸送費の値上がりなど、日銀でもコントロールできない部分での影響が大きく出ているようです。
一方で海外でも諸物価高騰が見られ、米国でラーメンが一杯２～３千円、ハンバーガー２千円などと、日本では考えられない値段になっているとも。ラーメンだけで見れば、20年ほど前までは一杯500円も出せばかなりものが食べられましたが、最近では8百～千円が普通になっており、値動きとしては米国並みのようですが、賃金は米国とは程遠く、だんだん高いものに感じられるようになってきました。
諸物価が今の倍になっても、賃金が倍になれば、まだバランスが取れるのでしょうが、その歪みは企業の業績悪化に現れたり、自営業者など賃金と関係ない所、中小や競争力の低い企業の淘汰などといった形で出ることになるのでしょうから、格差社会が一段と顕著になるのかもしれません。
テレビなどでA５ランクの牛肉を使った料理を芸能人がうまい、うまいと食べていて、値段が２万円とか出ると、誰がそんなものを食べているのだろうかとか、それだけいいものを使っているのだからうまいのは当たり前だろう、などと考えてしまいます。（愚痴みたいになり、すいません）
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