8月の大雨の影響で、秋田県北の奥羽線、五能線、花輪線で代行バスによる振り替え輸送が行われている関係なのか、夏のお盆以降、公共交通機関で来られるお客様が少なく、車で来られる方が多いように感じます。
夕食後のお話しや電話で遅延の連絡を頂く際に、自分がどこにいるのかわからなかったり、どの道を来たのかわからなかったりする方が少なくありません。昔は地図と実際の場所をにらめっこしながら車で走ってきたものですが、今はナビに目的地を入れれば、道がわからなくとも目的に着くことができます。
その目的地が旅行の目的ならいいのでしょうが、その道中は退屈なものになってしまいます。そこも楽しめれば、さらに旅行が楽しくなると考えていますので、ナビ頼りで移動してしまうのはもったいない気がします。
例えば、当YHから青森に行く場合、ナビでは所要時間優先なので、秋田道経由の高速道路が表示され、次に国道105号松葉から県道に入り国道341号玉川経由で鹿角から高速、3番目に秋田道横手、北上から東北道と、とんでもない道を選択してきます。せっかく観光に来たなら田沢湖から国道341号で八幡平の縁を通って山の景色を楽しみながら鹿角とか、高速と下道ではそんなに時間が変わらないなどのことも配慮したいものです。
とはいっても高速道路や新幹線などでは、もっぱら高速移動を目的としていますので、そこで楽しむと云うのは難しそうですし、道中で道草を食うのは時間に余裕がある時でないと厳しいかもしれません。