今月上旬に申請し、立入検査も行われた保健所の営業許可が本日出ました。有効期限は6年間。当分の間は、問題なさそうですが、これで油断すると大変なことになりますので、衛生面など通常以上に気を付けるよう心がけてます。
さて、酒造会社の歴史を調べてみると、その市場は古くは近隣町村なんて小さな会社が多くあったし、今でもそれに近い状態の会社もあるようです。ネット時代の今はネット経由でなんでも買うことが出来るようになってきましたが、その前には販路の確保というのは大変だったようです。秋田の酒造会社ではその販路開拓を共同で行うため、販売専用会社を設立したり、合理化のため設置した共同瓶詰会社で統一銘柄を作り、知名度アップをはかるなんて努力をしてきたことを知りました。
秋田は地理的に大消費地である関東、関西からは遠く離れた地。そのため、知名度も低いし、輸送も大変だったようで、今でもこちらで美味しいお米が安く手に入るので、送ろうとすると高い送料がかかり、結局都会で買った方が安くついてしまいます。古くは北前船で大阪方面に出荷したりもしたようですが、都会への販路拡大に積極的になったのは、明治38年(1905)の奥羽本線全線開業からのようです。
ただ、湯沢地区には院内銀山、横手地区に吉乃鉱山、大館・鹿角地区は尾去沢、小坂鉱山など、秋田には古い時代に大消費地となる人口集積地、鉱山と云うものが多くあり、そうしたことが多くの酒造会社の助けになったことは事実のようで、自己満足でお勉強した鉱山の知識がこんなところで役に立ちました。
のち