先日の胆沢ツアーで鎮守府八幡宮の次に訪れたのが、水沢地区の東、北上川の西岸にある巣伏公園。ここは38年戦争、789年(延暦8年)の第一次征討で律令政府と阿弖流為(アテルイ)が率いる蝦夷軍が戦い、政府軍の第一次征討での敗北が決定的になった闘いの古戦場とされる場所。
国道4号バイパスから車1台分の細い舗装された農道を北上川方面に向かった所に公園はありました。公園と云っても小高い丘に物見櫓(やぐら)に模した展望台がある程度の小さなもの。
櫓から東側の北上川で戦いが行われたようですが、そちら方面は櫓に上っても河川敷の木々で見ることができず、反対側の田んぼには少し前まで田んぼアートでもあって、9月末頃にはイベントも開かれたようです。その影響なのか、こんな小さな人もいないような公園でしたが、観光地によくある「顔はめ」パネルがあり、その絵は野球選手?どうも大谷翔平さんの地元ということなのでしょうか。
古戦場というところは、どこに行っても、こんな感じなのでしょうか。その時代のまま残っていることは、全国的に開発が行われている現代、ほとんどありえないでしょうし、あったとしても案内看板や白い標柱があればいい方で、このような公園の形を残しているのは、だいぶ「まし」なのでしょうが、何も知らないで来たら面白さを感じるのはかなり難しそうです。
時々
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