新米ペアレントの営業日誌・営業中

2005年3月1日に秋田県大仙市にオープンした大曲ユースホステルのペアレント(経営者)が日々の出来事を送ります。

宮沢賢治の石マニア

2020-01-11 23:33:07 | 鉱山

岩手県の鉱山のお勉強は、本日花巻市に。ここでチラホラ目にするのが、宮沢賢治という男。今回のお勉強をするまでは、詩人?童話作家?ロマンチスト?農業技術指導者?などというイメージしかありませんでした。花巻市大迫町の猫山鉱山では、第二次大戦前後にここでモリブデン(水鉛)が採掘され、風の又三郎で描かれた情景に似ており、ここがモデルになったとも云われる。

賢治の石マニアは先月の「ブラタモリ(NHK)」でも取り上げられてしまい、その前に書きたかったのですが、タイミングを逃しました。高校時代には岩手山、南昌山、鞍掛山など盛岡近在の山を歩き、大量の岩石標本を集めたり、盛岡高等農林学校(現・岩手大学・農学部)では土壌学を専攻した。卒業後稗貫郡(現花巻市)の土壌調査を研究生として担当し、半年近くこの地域を歩き回ったようだ。

後に病に倒れた際には、知人の紹介で東北砕石工場の技師として、石灰を主成分とした安価な合成肥料の販売に奔走したこともあったという。それまでロマンチストで空想家的なイメージを持っていましたが、かなりマニアック的なところもあったようです。

時々のち

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紫波郡のゴールドラッシュ

2020-01-10 23:29:56 | 鉱山

岩手県の鉱山のお勉強は盛岡市の南、紫波郡に入りました。ここには大萱生金山という昭和まで採掘が行われていた金山があるほか、その南の花巻との境付近には佐比内、大比内、女牛(めうし)などの鉱山が数多くあり、江戸時代の初期にゴールドラッシュがこの地域で起こり、日本中からいろいろな職業の人が来たとのこと。

その中には、滋賀県高島でいわゆる近江商人だった人が流れ着き、酒造業を日詰で起こし、近江屋と称し、村井権兵衛と名乗ったとのこと。この村井氏がその後、盛岡城が出来た際に盛岡に本拠を移し、「井筒屋」の屋号で盛岡、京都、江戸の三カ所でそれぞれの物資を動かし、一大財閥にまで成長。明治になり小野組に改称し、三井財閥と肩を並べるまでになったそうな。

小野組は、秋田の鉱山を調べていた時にも度々出てきた名前。釜石、阿仁、院内など東北の多くの鉱山経営にも参画していたため、小野組が破綻した際に多くの資料が失われたという。なぜ小野組が阿仁、院内?と思っていましたが、東北に土地勘があったのは、こういうことだったのかと納得。またここで生糸取引の責任者だったのが、後に古河財閥として足尾銅山などを大きくした古河市兵衛であったというのも因果なのでしょう。

時々

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この時期積雪ゼロに

2020-01-09 23:23:56 | 季節

元日に少しまとまって降った雪は、その後ちらつく程度の降雪で、気温は最低気温はそこそこ下がりますが、今朝はマイナスにならず、最高気温はプラスになる日が続いており、本日は横手の測候所で積雪がゼロになってしまいました。1月に積雪ゼロになるのは、2007年以来のことだそうで、住んでいる人間には大助かりですが、雪を見たいと云うお客様には残念なことになっており、リピーターの方には雪はないと告げています。

ぼちぼち始まる森吉の樹氷もほとんど落ちてしまって、今年は全然育たないとか、スキー場はまだオープンできないとか、降れば降ったで大変ですが、降らなければ降らないで、これまた大変です。さらに山岳部での積雪が少なければ、雪どけ以降、夏の渇水が懸念されます。私のダイエット計画もくるってしまいそうです。

時々

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YHの灯りをともし続ける

2020-01-08 10:21:38 | YH

一昨日、東北のYHで閉館が相次ぐと書きましたが、その続きです。残ったYHもこれまでに代替わり(子供に引き継がれる)が進んだところは僅かで、YHを自分で始めた第一世代の中で、相変わらず東北で一番、年若な状態になってしまいました。

そうした中、今年の年賀状で、あるYHの大先輩から、YHの灯りをともし続けてください、というメッセージを頂きました。すでに現役は半分リタイヤ状態の方で、直接の面識はありませんが、その息子さんには度々お会いして話を聞かせて頂きました。

かつての第一世代の方々は、そうした強い想いをYHに持っていて、今の多くのYHが接客業と割り切る中で、非常に純粋な気持ちでYHをやられていたことと思いました。ただ時代の変化や時の流れで、建物や経営者の老朽化が非常に問題になって来ていることも事実です。YHの看板だけでなく、そういった想いも引き継いでいければと願っています。

のち

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車の窓ガラスの亀裂発覚

2020-01-07 23:15:13 | 経営

今朝、お客様を駅まで送っていく際に、車のフロントガラスの左下に亀裂があるのを発見。運転席から一番遠い場所ですし、ワイパーでも雪が少し残る場所ですのでわかりづらく、昨日買い物に行った際にでも飛び石を貰ってしまったようです。慌てて新年早々に自動車ディーラーに連絡し、金曜日に修理の見積もりを出してもらうことになりました。

せっかく年末年始のお客様も一段落して、今週は少し遊びに出られるかと楽しみにしていたのですが、窓ガラスに亀裂となり、積雪によるガタガタ道だったり、凍結によるアスファルトの欠落が多くなってきている道を走って、亀裂が大きくなって、前が見えなくなるなんてことが走行中にあっては事故になりますので、当分は自宅待機状態になってしまいます。今朝の最低気温は久しぶりのマイナス10.5℃まで下がり、まさかこれで窓ガラスが割れたなんてことはないでしょう。

時々

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閉館続く東北のYH

2020-01-06 23:10:22 | YH

年末年始のお客様の話題で、度々出ていたのが、YHの減少の加速化のこと。特に昨年は、東北で閉・休館になるYHが多発して、東北も少なくなったという話でした。一昨年までに花巻ならの里YHと田沢湖YHが閉まり、去年は仙台千登勢YH、会津野YH.、道中庵YH、岩手県青少年会館YHと解約になり、弘前YH、裏磐梯YHが当分の間休館となってしまい、一気に数が少なくなってしまいました。

花巻と田沢湖がなくなって、当YHの利用者が増えるのかとも考えましたが、結果的に増えたかどうかは微妙なほどで、少なくともそれらの常連さんという方は、来られてはいないようです。一般の旅行客の場合、宿は場所で選ぶことが多いようですが、コアなYHファンは、そのYHの経営者や雰囲気が気に入ってリピーターになることも多く、その場合には、その施設がなくなると宿を変更するのではなく、来なくなる、或いは行く場所を変更するということなのでしょう。(写真は道中庵YH)

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市町村を遡る

2020-01-05 23:07:23 | 鉱山

岩手県の鉱山のお勉強を引き続き、空いた時間にしていますが、以前北上地域の観光ガイドを作ろうとした(挫折中です)際に感じましたが、奥羽山脈を挟んだ秋田とはやはり、いろいろ基礎となる歴史や背景が異なることを早くも感じています。

新しい地域を調べるには、最初に行う必要があることは、市町村の過去を遡ることです。平成15年に平成の大合併があり、その後の資料では合併後の住所表記となっていますが、古い文献ではその時代の住所表記となっており、それがどこなのかは、その時代にどこだったのかはわかりにくい状態。

平成の合併の前には昭和30年の昭和の合併、さらに明治22年の市町村制度の制定と、明治5年の市町村制度の導入と何度か市町村の合併が行われていますので、それを遡って細分化する必要があります。岩手県ではこれ以外にその前の江戸時代の藩政時代の地図も加味する必要が出ています。八戸藩や盛岡藩、その前には遠野の阿曽沼氏やら伊達氏、葛西氏などがチラホラと出てきますので、その領地区分なども把握しておく必要が出てきます。

 

時々一時

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年末年始も雪は少なく済んで

2020-01-03 23:02:19 | 季節

大晦日から雪が降りましたが、その後は沈静化して、雪は降らず今日の積雪は17センチ。ここ数年少なくなってきましたが、今年は異常です。かつては大晦日と2日に屋根の雪下ろしをしたこともありましが、今年はその心配もなさそう。2011年の1月末に190cmを超えた大雪では2日から月末まで延々と降り続いたこともありましたので、まだ油断はできません。

10日過ぎにはお客様も一段落しますので、平日は時間が取れそうで、どうしようかと今からワクワクしながら、いろいろと考えています。鉱山のお勉強は、ようやく西和賀町が大体終わり、松尾鉱山周辺に入りました。これから一気に内陸側を南下していきます。場所の特定では、過去にやったバーチャル旅行状態です。

一時

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利用料金改定、実施

2020-01-02 23:57:16 | 経営

年が明けて、昨日から今年のお客様が始まりまして、先日書きました料金改定後、最初のお客様となりました。新しい料金がまだ馴染めてなく、計算に戸惑ってしまいました。とりあえず今日までのお客様は、リピーターの方がほとんどで、料金改定の話を受付の際にさせて頂きましたが、(たぶん)驚きもなく受け入れて頂けたようです。

当YHの場合、40代から上のお客様で価格を理由に来られるお客様は特にリピーターの方ではほとんどいないようで、少し安心しています。人を使って経営をするとなると、この値段ではかなり厳しくなりますが、忙しい時は1年でもほんの僅か。あとは一人で十分に廻せる規模ですので、何とかなっています。コンビニや外食店のようにアルバイトを前提に経営計画を立てていたら、この人手不足の時代、そもそも働く人の少ない秋田の田舎ですので、経営が成り立ちません。

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大みそかツアー

2020-01-01 23:49:21 | 季節

あけましておめでとうございます。今年も皆様の御贔屓に肖れます様にお願い申し上げます。

さて、大みそかの昨晩、夜に一度出発して、振舞のそばをご馳走になって、一度戻って来て、二度目の出発で、六郷の大蓮寺で除夜の鐘を打たせて頂きました。ちょうど鐘を打っている時に年跨ぎとなり、寺の方に聞いたら、除夜の鐘は本来12時までにたたき終わるものとのこと。次はもう少し早く来ることにしましょう。

次に当YHの地区まで戻り、近くの藤木神社で初詣。賽銭箱の中はお金ではなく餅です。米処で、以前は各部屋の四隅に鏡餅を置く習慣があった地域ですので、その一つを神様にということなのでしょう。10部屋あれば、40個の鏡餅を用意したようです。残念ながら、今はそういった家はなくなったとのこと。それでも鏡餅の一つを神様にという習慣だけは残っています。懸案の雪は、昨晩降り続きましたが、暖かいので今朝の積雪は10cmもありませんでした。

時々

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