本日のニュースで、毎年3月に行われている大曲の花火・冬の章(新作花火コレクション)を来年以降は春に、春の章と合わせて2日連続の開催に変更することを発表しました。
新作花火コレクションは3月の春分の日に大曲ファミリーゲレンデで、30年ほど前から行われていた花火大会で、若手花火師の発表の場として、また国内で最も早い時期の花火競技大会として、雪の中にも関わらずここ数年は5万人前後の観客がスキーウエアで集まる花火大会でした。夏の花火大会が人が多くて見るのが国内で最も困難な花火大会であるのに対して、冬の大会は季節的に見るのが大変な花火大会とも云え、当YHでは畑のあぜ道に車を止めて、時には車の中から見ると云うことも過去にはありました。
一方、5月連休の直後に開催されていた大曲の花火・春の章は、数年前の国際花火シンポジューム開催に合わせて始められた新しい花火大会で、特徴は海外の花火師による花火が打ち上げられることです。春の章はまだ歴史が浅く、知名度も低いうえ、一昨年までは連休直後の週末ということもあり、夏の花火に比べれば観客も少ない「穴場」の花火大会でした。
今回、この2つの大会を一体化し、春の大型連休時期に行うことで、夏の花火大会に匹敵するような大会を目指すとのこと。2022年は4/29に新作花火コレクションを、4/30には春の章として、2日連続での花火大会の開催となる予定です。
この背景には、ここ2年近く続く新型コロナにより、多くの花火大会が中止となり、花火会社の経営環境の悪化や、経済の低迷による協賛・広告収入の減少などもありそうです。
ただ、受け入れる宿泊業の側からすると、この時期は「角館の桜」による集客が大きいほか、雪どけで一斉に北東北に観光客が来る時期で、当YHですらこの時期はお客様をお断りするほどの状況になりますので、あまりうれしいことではありません。今後数年間はまだ試行錯誤が花火大会も受け入れ側の当YHも続きそうです。
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