秋の3連休第一弾の中日ですが、今回も当YHは閑古鳥。今までだと、前日、当日飛び込みの電話が数件あるものですが、電話すら沈黙している始末。今年は5月大型連休、8月お盆休みと超繁忙期に空室が出来て、そうした時期の満室がない状態が続いており、今回もそんな感じになってしまっています。
来たお客様方と話をする中で、どうもネット宿泊予約が主流になっており、ネットに対応していないところはどこも空いているとのこと。ネット予約は従来からありましたが、これが新型コロナが流行した2020年前は、スマホを活用できる若い人を中心としていたものの、コロナ下でGOTOキャンペーンなどが展開され、それらがネット予約中心だったことから、それまでネット予約を避けていた年齢の高い人たちにも普及が進んだようです。
ネット予約を使ってしまうと、営業しているか否か、空室はあるかどうか、料金はいくらかなどはいちいち電話で聞かなくともスマホでその場で確認ができ、どう考えても便利です。こうなると、ネット予約のサイトに掲載されていない宿泊施設は、「ないもの」になってしまい、お客様の選択のテーブルに載らなくなってしまったようです。
コロナ以降、リピーターのお客様が多くを占めるようになってきたと喜んでいましたが、今まで来たことのないネット予約主体の人は、そもそも当YHを認知されなくなり、電話でのみ受付ということを知っているリピーターの方が多くなってきたということで、危機的な状態とも言えそうです。
来春を目処に、当YHでも再びネット予約の導入を検討する必要があると強く感じています。15年ほど前に一度ネット予約を受けていましたが、その頃とはだいぶ仕組みも変わったかと思いますので、半年ほどかけて検討していきます。ちなみに今年の大曲の花火の日は、YH会員が誰もおらずすべて初めて来られたお客様で、予約はすべて電話によるものでしたが、ネット予約で予約を受けるのと似たような状況であったかと思います。
時々