メタボ 社員合宿でなくせ サントリーが300人対象に ウオーキング実技や飲酒の適量指導
その他 2017年1月11日 (水)配信毎日新聞社
サントリーホールディングスは、メタボリック症候群など生活習慣病予備群の社員を対象に、宴会での適正な飲み方や食べ方、運動のコツを教える「メタボ合宿」を始めた。お酒や食品を扱う会社のためか、肥満傾向の社員は「平均よりやや多い」(人事部)といい、社員の健康回復を目指して啓発強化に乗り出した。
健康診断でメタボリック症候群の基準を超えた社員が対象で、既に生活習慣病などを患っている社員は対象外。同社とサントリー食品インターナショナルの社員約7000人のうち、約300人が該当した。
昨年10月に初めて、東京と大阪で1泊2日の合宿を実施し、参加を希望した営業マンら約30人が参加。40~50代が中心だが、20代の参加もあった。初日の昼食はバイキング形式で、野菜や肉類、炭水化物をバランスよく選ぶ方法や食べる順番を学んだ。実技では、正しい姿勢でのウオーキングや効果的なストレッチを教わった。夕食は鍋料理でビールも提供されたが、「中瓶1本」など適量を意識して飲むように指導された。
取り組みは合宿だけで終わらない。参加者は約1カ月間、毎日の食事を携帯電話で撮影し、栄養士に送信してアドバイスを受ける。その後も半年間にわたり腹囲調査や指導が続き、忘年会や新年会の時期には、メールで「低カロリーのものから食べましょう」などと呼びかける。今後も希望者対象に合宿を実施する方針だ。千大輔人事部長は「お酒が好きな社員が多く、大学で体育会系だったのに入社して運動不足になったケースもある。正しい知識を身につけ、健康を取り戻してほしい」と話している。【小坂剛志】
その他 2017年1月11日 (水)配信毎日新聞社
サントリーホールディングスは、メタボリック症候群など生活習慣病予備群の社員を対象に、宴会での適正な飲み方や食べ方、運動のコツを教える「メタボ合宿」を始めた。お酒や食品を扱う会社のためか、肥満傾向の社員は「平均よりやや多い」(人事部)といい、社員の健康回復を目指して啓発強化に乗り出した。
健康診断でメタボリック症候群の基準を超えた社員が対象で、既に生活習慣病などを患っている社員は対象外。同社とサントリー食品インターナショナルの社員約7000人のうち、約300人が該当した。
昨年10月に初めて、東京と大阪で1泊2日の合宿を実施し、参加を希望した営業マンら約30人が参加。40~50代が中心だが、20代の参加もあった。初日の昼食はバイキング形式で、野菜や肉類、炭水化物をバランスよく選ぶ方法や食べる順番を学んだ。実技では、正しい姿勢でのウオーキングや効果的なストレッチを教わった。夕食は鍋料理でビールも提供されたが、「中瓶1本」など適量を意識して飲むように指導された。
取り組みは合宿だけで終わらない。参加者は約1カ月間、毎日の食事を携帯電話で撮影し、栄養士に送信してアドバイスを受ける。その後も半年間にわたり腹囲調査や指導が続き、忘年会や新年会の時期には、メールで「低カロリーのものから食べましょう」などと呼びかける。今後も希望者対象に合宿を実施する方針だ。千大輔人事部長は「お酒が好きな社員が多く、大学で体育会系だったのに入社して運動不足になったケースもある。正しい知識を身につけ、健康を取り戻してほしい」と話している。【小坂剛志】