新型コロナ、全国初のワクチン治験を開始へ 大阪大など
研究は4月に連携協定を結んで始めた。30日から市立大病院の医療従事者20~30人を対象に治験を行う。安全性が確認できれば、年内に20万人分のワクチンを製造することを見込んでいる。大阪府の吉村洋文知事は17日の記者会見で「スピード感を持って進められている」と期待を寄せた。
研究は4月に連携協定を結んで始めた。30日から市立大病院の医療従事者20~30人を対象に治験を行う。安全性が確認できれば、年内に20万人分のワクチンを製造することを見込んでいる。大阪府の吉村洋文知事は17日の記者会見で「スピード感を持って進められている」と期待を寄せた。
新型コロナウイルス感染症の影響で、院内感染を恐れた患者の受診控えが広がり、多くの医療機関が経営に打撃を受けている。「経営難で閉鎖に追い込まれれば、地域医療が崩壊してしまう」という懸念や「健康への影響が心配だ」との声が上がる。一方で「ウィズコロナ」の時代に合った医療の在り方を模索する動きも出ている。
「外来も入院も、患者が約3割減っている。こんなことは初めて」。こう言って肩を落とすのは、福岡市内の急性期病院の院長。5月は数千万円の赤字になった。約300人いる職員には給料を払わないといけない。「ボーナスを例年通りの額で払うのは難しいかもしれない」と頭を抱える。
福岡県保険医協会が県内858の病院や診療所から回答を得た調査で約9割が、2~4月の外来患者数が前年同期比で「減った」と答えた。うち3分の1で「3割以上」落ち込んだという。「開店休業状態」といった声も寄せられている。
国の支援拡充を求める声もある。新型コロナの感染者を受け入れた福岡記念病院(福岡市早良区)では、多い時期には二十数人の感染者が入院した。一方で、他の患者は半減したという。患者数は徐々に増えつつあるが、先は見通せない。
重症や中等症の患者を受け入れた場合は診療報酬が3倍になるが、軽症者を受け入れた際の支援はそれに比べ手薄だ。上野高史院長は次の流行を見据え、「軽症でも多くの人手が必要で、病院の負担は大きい。財政面で相応の手当てを考えてほしい」と要望する。
経営に影響が出た医療機関などへの融資は、12日に成立した2020年度第2次補正予算で拡充された。ただ、「患者がいつ戻ってくるか分からず、借りても返す当てがない」との不安も聞かれる。
このまま受診控えの傾向が続けば、健康への影響が懸念される。福岡県医師会の稲光毅理事は「重大な病気の発見が遅れたり、慢性疾患が悪化したりする恐れがある」と指摘する。子どもの予防接種を控える動きもあるという。
医療問題に詳しいニッセイ基礎研究所の三原岳主任研究員は「感染への不安を軽減する仕組みが必要だ」と提起する。次の流行が予測できない中、三原主任研究員は「オンライン診療や予約制の導入はもちろん、少ない来院回数で治療が済むような工夫も求められる」と強調する。
感染予防のための環境整備には、多くの医療機関が取り組んでいる。稲光理事が院長を務める「いなみつこどもクリニック」(福岡市西区)では待合室のおもちゃや絵本を撤去し、椅子の配置にもゆとりを持たせた。時間ごとに予約を取り、付き添いは基本的に1人。待合室が「3密」にならないよう工夫する。
一方で福岡県内のある救急病院の院長は「コロナ禍でいい変化もあった」と明かす。緊急性の低い患者が救急外来を受診する「コンビニ受診」が激減した。手洗いやマスクの着用が徹底されたことで、他の感染症の受診も減っているそうだ。
この救急病院も経営は厳しく、医療機器やベッドの買い替えを先延ばしして何とかやっている。院長は「これからはオンライン診療に力を入れて令和型の医療を確立し、地域に貢献したい」と力を込める。
感染者数 | 死亡数 | 人口100万人あたりの感染者数 | 人口100万人あたりの死亡者数 | 感染者数における死亡割合(%) | |
米国 | 2,189,056 | 118,420 | 6652 | 359.8 | 5.4 |
ブラジル | 978,142 | 47,748 | 4680 | 228.5 | 4.9 |
ロシア | 560,321 | 7,650 | 3838 | 52.4 | 2.6 |
インド | 366,946 | 12,237 | 303 | 10.1 | 3.3 |
英国 | 301,935 | 42,373 | 4575 | 642.0 | 14.0 |
スペイン | 245,268 | 27,136 | 5226 | 578.2 | 11.1 |
ペルー | 240,908 | 7,257 | 7531 | 226.9 | 3.0 |
イタリア | 238,159 | 34,514 | 3930 | 569.5 | 14.5 |
チリ | 225,103 | 3,841 | 12018 | 205.1 | 1.7 |
イラン | 197,647 | 9,272 | 2471 | 115.9 | 4.7 |
中国 | 84,494 | 4,638 | 59 | 3.2 | 5.5 |
韓国 | 12,306 | 280 | 240 | 5.5 | 2.3 |
日本(クルーズ船を除く) | 17,740 | 935 | 141 | 7.4 | 5.3 |
クルーズ船 | 712 | 13 | - | 1.8 | |
その他 | 2,806,002 | 136,975 | - | 4.9 | |
総数 | 8,464,739 | 453,289 | - | 5.4 |
(2020年6月19日更新、参考:Coronavirus COVID-19 Global Cases by Johns Hopkins CSSE , WHO, 厚生労働省, 総務省統計局)
*日本の感染者数および死亡数は自治体公表資料集計分(厚生労働省HPより)
https://medley.life/news/5e390f2d6158e140a8122862/
日本は少ないと喜ぶべきか?
韓国より多いと悲しむべきか?
数字ではない、一人でも死した人が出たことを悲しむべき。
かつ、政府は個人衛生(三密回避)を強要し、職を失った人たちを沢山作った、でないと、ますます、コロナは蔓延すると、責任を住民に向けた、自分達の保健所等厚生衛生の無視を反省もせず、謝りもせず、過去の産物と、話題にもせず、その態度が、怒りを呼ぶ。
確かに世界は大変だ、でも、家庭にとって、一人でもコロナで失うことは、悲しい。この悲しみの責任をとり、謝罪してほしい。
新型コロナウィルス感染症(以下、新型コロナ)をめぐって日本のPCR検査の異常な少なさが目立ち、内外の専門家やメディアから、検査を増やすべきだという批判が出されてきました。しかし、政府・厚生労働省は、何故か検査を増やさない理由を明確に示さないでいます。その理由については、多くの議論がありますが、1980年代以降、とくに1990年代になってから、保健所の設置主体変更、保健所数減少、保健所機能の後退が続いてきました。つまり、政府・厚生労働省自身が公衆衛生を増進させる国の責務を、先頭に立って後退させてきたことに大きな原因があると思います。
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