日本産科婦人科学会はこのほど、HPVワクチンの定期接種、キャッチアップ接種の接種間隔に関する注意喚起を行った。HPVワクチン接種の積極的勧奨が再開され、接種間隔の短縮を希望する接種対象者がいることを踏まえての対応。予防接種実施要領規定外の対応を行う場合、自治体によっては任意接種(自費)と判断され、自治体から接種費用が戻らないケースがあるため、実施要領を遵守するよう注意を呼びかけている。
定期接種において、1カ月の期間は、4週間または30日という解釈はせず、暦に従うことになっている。例えば、2価HPVワクチンの接種スケジュールは、初回接種から1カ月で2回目を、初回接種から6カ月で3回目を打つ流れになっている。この場合の1カ月は、「15日に接種した場合」は翌月の15日から接種が可能となるが、「31日に接種した場合」は翌々月の1日から接種可能となる。3カ月の場合も同様の考え方をとる。