「ピロリ菌除菌の成果を実感」胃がん死亡が大幅減 - 秋野公造・公明参院議員
2013年2月のピロリ菌除菌の保険適用拡大を主導してきた公明党参院議員の秋野公造氏。2期目のこの6年間、胃がんの死亡者数は大幅に減少し、「エビデンスに基づいた政策」の成果を実感した。新型コロナウイルス感染症対応でも、重症化予防をテーマに据え、レムデシビルの早期治験を促すなど、与党議員でありながら時には政府の方針と異なる主張も展開してきた。
「ピロリ菌除菌の成果を実感」胃がん死亡が大幅減 - 秋野公造・公明参院議員
2013年2月のピロリ菌除菌の保険適用拡大を主導してきた公明党参院議員の秋野公造氏。2期目のこの6年間、胃がんの死亡者数は大幅に減少し、「エビデンスに基づいた政策」の成果を実感した。新型コロナウイルス感染症対応でも、重症化予防をテーマに据え、レムデシビルの早期治験を促すなど、与党議員でありながら時には政府の方針と異なる主張も展開してきた。
文部科学省は23日、小中学生約7400人を抽出して初めて実施した近視の実態調査の結果を発表した。学年が上がるほど、近視とみられる児童生徒の割合が多くなる傾向が示され、症状が重くなるケースも増えると判明した。だが、学校での検査のため厳密な診断ができず、正確な近視の割合は不明としている。
文科省は、学年が上がればスマートフォンやゲーム機の使用時間が長くなり、目の負担も増えることが背景にあるとみている。教員らからは、今後はデジタル端末を活用する授業が本格化し、目の健康リスクがさらに高まるとの指摘がある。文科省は、調査対象の児童生徒を2022、23年度に追跡調査して影響の有無を確認する。
調査は21年4~6月、国公立の小中学校26校で、小1~中3を検査。眼科医らが専用装置で角膜から網膜までの長さ「眼軸長(がんじくちょう)」や目の状態を調べた。眼軸長は近視になると長くなり、正常な状態よりも焦点が合いにくくなるとされる。
例えば、小1男子の眼軸長の平均は22・96ミリで、小5男子は23・92ミリ、中3男子は24・61ミリだった。分析した専門家によると、成人で24ミリ弱が平均的だというデータがある。学年が上がると、近視の可能性を示す別の計測値も大きくなっていた。また、女子は近視が進みやすい傾向があることも分かり、男子よりも発育が早いことが影響しているとみられる。
アンケートも同時に実施。学校以外でパソコンなどを1日120分以上使う割合は、小1男子が3・79%で、中3男子は14・83%。新型コロナウイルス感染拡大で外出が減ったことの影響も指摘されており、文科省は今後、使用時間と近視の関連を詳しく分析する。
視力を調べた別の文科省調査では20年度、近視の可能性があるとされる裸眼視力「1・0未満」の割合は小学生が37・52%、中学生が58・29%でいずれも過去最高だったことが分かっている。