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サル痘とは

2022年06月24日 15時21分36秒 | ウイルス
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令和4年5月20日改訂
国立感染症研究所

サル痘は、サル痘ウイルス感染による急性発疹性疾患である。感染症法では4類感染症に位置付けられている。主にアフリカ中央部から西部にかけて発生しており、自然宿主はアフリカに生息するげっ歯類が疑われているが、現時点では不明である。稀に流行地外でも、流行地からの渡航者等に発生した事例がある。症状は発熱と発疹を主体とし、多くは2−4週間で自然に回復するが、小児等で重症化、死亡した症例の報告もある。

病原体

ポックスウイルス科は、感染細胞の細胞質で増殖する、遺伝物質として二本鎖DNAを持つ巨大なエンベロープウイルスで、脊椎動物に感染するChordopoxvirus亜科と、節足動物に感染する Entomopoxvirus 亜科に分類される。Chordopoxvirus 亜科はOrthopoxvirus(オルソポックスウイルス)、 Parapoxvirus、 Capripoxvirus、 Sulpoxvirus、 Leporipoxvirus、 Avipoxvirus、 Yatapoxvirus、Molluscipoxvirus の8属と、未分類のウイルスからなる。

オルソポックスウイルス属のウイルスの形態はレンガ状で、その長径は300nmを超える巨大なウイルスである(写真1)。感染性ウイルス粒子は、細胞内で形成される細胞内成熟ウイルスと、細胞内成熟ウイルスが感染細胞膜から出芽し、細胞膜由来脂質膜をさらに被った細胞外外皮ウイルスからなる。両者の脂質膜上のウイルス糖タンパクは異なる。個体間の感染には細胞内成熟ウイルスが関与し、感染個体内での感染の拡大には主に、細胞外外皮ウイルスが関与すると考えられている。

fig1

写真1. サル痘ウイルスの電子顕微鏡写真
(形態的にはサル痘ウイルス、天然痘ウイルス、ワクチニアウイルス等を相互に区別できない)

オルソポックスウイルス属には、サル痘ウイルス、痘そうウイルス(天然痘ウイルス)、ワクチニアウイルス(種痘に用いられるウイルス)、牛痘ウイルス等が含まれる。

サル痘ウイルスには大きく分けてコンゴ盆地系統群(クレード)と西アフリカ系統群(クレード)の2種類の遺伝的系統群があり、コンゴ盆地系統群は西アフリカ系統群に比較して、重症化しやすく、またヒトからヒトへの感染性が高いとされる。

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健康食品に発がん疑い成分 北九州市、SNSで流通

2022年06月24日 15時12分28秒 | 地域

健康食品に発がん疑い成分 北九州市、SNSで流通

 2022年6月23日 (木)配信共同通信社
 

 北九州市は22日、市内に住む女性が交流サイト(SNS)を通じて購入した健康食品から、発がん性の恐れがある成分「フェノールフタレイン」などを検出したと発表した。市は健康被害が起きる懸念があるとして、購入や摂取をしないよう呼びかけている。

 ダイエット効果をうたった食品で、商品名は「Detoxeretゼリー」。国内で医薬品として承認されていない成分「シブトラミン」も含まれていた。生産地は不明。

 女性はめまいや息苦しさなどの症状を訴え、6月上旬、保健所に相談した。福岡市の販売者からSNS経由で購入したと説明しているという。

 北九州市によると、フェノールフタレインは下剤として使用されていたこともあるが、現在は医薬品として使われていない。

 千葉市や兵庫県西宮市も、この商品を食べた人に体調不良が起きたと発表している。

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後遺症対策、議論深めて 4千人診察の医師

2022年06月24日 15時09分16秒 | ウイルス

後遺症対策、議論深めて 4千人診察の医師

 2022年6月23日 (木)配信共同通信社
 

 東京都渋谷区の「ヒラハタクリニック」の平畑光一(ひらはた・こういち)院長(44)は、新型コロナウイルス感染症の後遺症を訴える患者4千人以上を診察してきた。「後遺症に苦しむ人は約100万人いるとみられ、全国各地の病院で診る必要があるのに医師が足りていない。参院選で対策の議論を深め、政治の力で治療体制を拡充してほしい」と訴える。

 感染者が減少傾向の中、社会経済活動の回復を進める政府の方針に対し「経済を回すなら、後遺症になった時のセーフティーネットが必要だが、あまりにも脆弱(ぜいじゃく)で民間任せになっている」と問題視。海外に比べ日本にはさまざまな療法があるものの、国として研究開発に取り組むことを望む。

 インターネット上で自身に対し「ありもしない病気で騒いでいる」などと批判を受けることもあるという。「後遺症の実態を知らないのだろう。その周知はメディアなど民間の努力に頼るのではなく、政府がすべきだ」

 ワクチン接種による長期の副反応で苦しむ人も診察してきた。若くても後遺症と似た症状が出るケースがあり、国がしっかりと調査、研究する必要性を感じている。

 参院選を迎え「後遺症は国の大きな課題だ。本気で国民の命を守ろうとしている候補者や党が議席を獲得すれば対策も進むはず。有権者にも自分事として考える機会になってほしい」と話した。

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患者から1千万円寄付で救急車1台配備「大変感謝している」 京都・南丹

2022年06月24日 15時05分07秒 | 地域

患者から1千万円寄付で救急車1台配備「大変感謝している」 京都・南丹

 2022年6月23日 (木)配信京都新聞
 

 京都府南丹市八木町の京都中部総合医療センターは、患者が寄付した1千万円を活用して救急車1台を配備した。同センターは「大事に使い、地域医療に貢献していく」と感謝している。

 高齢の寄付者は同センターで病気を治療、昨春に寄付した。救急車2台のうち1台が老朽化していたため、寄付を生かして1千万円の救急車を購入。今春から使い始めた。

 酸素ボンベや、たんなどの吸引器、ストレッチャーなどを装備。新型コロナウイルスの感染予防のため、運転席と患者席にはパーティションも設けた。入院患者を別の病院に搬送する際や、災害時に現場などで活用していくという。

 辰巳哲也院長は「寄付は、一生懸命に治療したことへの感謝の気持ちだと思う。職員一同、大変感謝している」と強調。「命を救う活動に救急車を用い、お心に報いていきたい」と話した

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長さ2cmの巨大細菌を発見「人間に例えれば、富士山より背の高い人」

2022年06月24日 15時01分53秒 | 医療情報

長さ2cmの巨大細菌を発見「人間に例えれば、富士山より背の高い人」

 2022年6月24日 (金)配信読売新聞
 

 【ワシントン=冨山優介】長さが最大で2センチにもなる巨大な細菌を発見したと、米ローレンス・バークレー国立研究所などのチームが24日付の科学誌サイエンスで発表する。通常の細菌は500分の1ミリ程度で、チームは「従来の細菌の概念を覆すものだ」としている。

 チームは、カリブ海にある仏領グアドループのマングローブ林で、落ち葉に付着していた糸状の生物を発見。電子顕微鏡などによる解析で、細胞の中にそのままDNAが存在するなど、細菌の特徴を持つことを確かめた。これまでは、近縁の細菌の0・75ミリが最大の長さだったという。

 発見された細菌は、薄い膜が筒状に広がり、筒の内部を液体が満たす構造になっていた。膜の部分にDNAや、たんぱく質を合成するリボソームがあった。

 細菌は大きくなるほど、栄養分などが細胞内にうまく取り込めなくなり、サイズは制限されると考えられてきた。チームは、薄い膜の部分に必要な機能が集約された特殊な構造が、この細菌の巨大化を可能にした一因とみている。

 山形洋平・東京農工大教授(応用微生物学)の話「人で言えば、富士山よりも高い身長の人がいるようなもので、常識では考えられない。非常に興味深い成果で、どのように成長し、生命活動を維持しているかなど、今後のさらなる解明を期待したい」

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医療従事者の情熱に感謝 出雲

2022年06月24日 14時50分39秒 | 地域

医療従事者の情熱に感謝 出雲

 2022年6月23日 (木)配信山陰中央新報
 

 【出雲】医療従事者への感謝の気持ちを伝えようと、大社高校JRC(青少年赤十字)部が22日、出雲市姫原4丁目の島根県立中央病院に色紙を貼り合わせて作ったヒマワリの壁飾りを贈った。

 壁飾りは縦1・1メートル、横2・4メートル。部員8人で5月下旬に制作を始め、今月中旬に完成した。ヒマワリの花言葉は「情熱」や「憧れ」。新型コロナウイルス対応の最前線に立ち、けがや病気の患者を支える医療従事者にふさわしい花と考えたという。

 黄色やオレンジの折り紙を切り貼りして作ったヒマワリには家族や友達約60人が寄せた医療従事者へのメッセージが書かれている。

 病院であった贈呈式には部員5人が参加。3年の朝木菜々子さん(17)が「ヒマワリは太陽の方を向く花。コロナ禍だが、明るい未来に向かうといいなと願いを込めた」とあいさつ。伊藤千加子副病院長は「医療従事者を応援しようという若い皆さんの思いが励みになる」と感謝した。

 壁飾りは1階の外来ホールに展示する。(平井優香)

子ども達の心に、感動。

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