陽性申告者の利用はわずか2% コロナ接触確認アプリ「COCOA」導入から1年
◆相次ぐ不具合で信頼性失う
◆当初は人口6割に普及期待も…
石川で2人低体温症 福井は陸自に災害派遣要請
大雨の影響で石川、福井両県でも床上浸水や床下浸水、土砂崩れなどの被害が出た。石川県小松市では、泥水に漬かっていたとみられる2人が低体温症になった。市などが状況を調べている。福井県は、南越前町で一部集落が孤立状態となったため、陸上自衛隊に災害派遣を要請した。
一方、石川県の馳浩(はせ・ひろし)知事は公務で訪れていた白山(白山市)を下山後に身動きが取れなくなったことについて「災害対策本部長が県庁にいなかった点に、県民が不安を感じた可能性があると思っている」と釈明した。今後、災害対応に与えた影響を検証する考えを示した。
石川県によると、小松市や白山市などで床上浸水が30棟、床下浸水が200棟をともに超えた。能美市の児童関係施設では雨漏りが発生。白山市の高齢者関係施設ではボイラー室が浸水し、断水した。
福井県でも、記録的短時間大雨情報が出た南越前町を中心に複数の住宅で床上浸水が確認された。北陸自動車道の武生IC(インターチェンジ)―敦賀IC間で土砂崩れが発生し、一部が通行止めとなった。
コロナ感染を告知せずに医療保険契約、急増する不正請求に異例の入院給付金引き下げ対策
日本生命保険は、医療保険の入院給付金の上限を現行の40万円から30万円に引き下げる。新規の顧客からの自発的な加入申し込みは当面受け付けないこととする。保険加入直後に、新型コロナウイルスに感染したとして入院給付金を請求するケースが急増していることから、日生は不正請求の疑いが強いとみて、保障内容の縮小という異例の対策をとる。
医療保険の「NEW in 1(ニューインワン)」で、9月26日加入分から給付金の上限を見直す。
この保険は一般的な病気やけがを対象とし、加入直後から保険金を受け取れる。新型コロナに感染した場合は自宅療養の「みなし入院」も含めて入院給付金が支払われる仕組みになっている。
日生によると、すでに感染しているのにそのことを告知せずに契約したり、濃厚接触者になった後に契約したりするといった不正請求が疑われるケースが、今年に入り急増しているという。新型コロナは無症状の感染者が多く、契約時に感染の見極めが難しいことが背景にあるとみられる。
日生は不正が疑われる契約について、契約時にすべき申告をしない告知義務違反と判明した場合、給付金を支払わない方針だ。