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「第7波」綱渡りの救急医療 「イライラせずに」語りかけた思いは

2022年08月18日 22時03分46秒 | 地域

「第7波」綱渡りの救急医療 「イライラせずに」語りかけた思いは

 2022年8月17日 (水)配信西日本新聞
 

 新型コロナウイルスの感染「第7波」に伴い、筑後地区の救急医療が逼迫(ひっぱく)している。軽症でも体調不良を訴える患者の対応に追われるほか、医師や看護師が感染して人員不足に陥るケースも。現場では緊急でない検査入院の予定延期などで医療提供体制を維持するが、「綱渡りの状態」と危機感を強める。

 「第6波までと比べ、救急医療はかつてないほど厳しくなっている」

 12日、久留米市役所で記者会見した久留米大病院(同市旭町)の高須修高度救命救急センター長は険しい表情を見せた。

 爆発的な感染拡大が続く「第7波」では当初、10代を中心とした若年層の感染割合が高かった。その後、家庭内で感染が広がり、重症化リスクの高い70代以上の感染者も増えた。7月下旬以降、市内の医療機関では病床使用率が70~80%台で推移し、久留米市保健所が集計する感染者数も8月13日までに過去最多を3回更新している。

 久留米大病院では医師や看護師が陽性や濃厚接触者となり、一時的に100人以上が出勤停止となった。病棟の一部を閉鎖して人員配置を換え、緊急性の低い手術や検査入院を延期して対応している。

 高須センター長は「病床使用率の数字を見る以上に、現場は逼迫する。このままでは救急搬送の受け入れに深刻な影響が出かねない」と懸念する。

   ◆    ◆

 県南の救急医療を支える聖マリア病院(久留米市津福本町)も、発熱や咽頭痛などで感染が疑われる患者が殺到する。市内の診療所や発熱外来が閉まる休日とその前夜には、特設テントを設営。患者の受付窓口を増やしている。

 中には勤務先に提出するための検査結果を求めて訪れる人もいるという。事務担当者は「症状があれば不安になる気持ちは分かるが、体調をしっかり見極め、来院してほしい」と呼びかける。

 久留米市保健所も、軽症者には平日昼の受診を勧めるなど、できる限り医療に負担のかからない配慮を求めている。

   ◆    ◆

 診療の待ち時間にストレスがたまり、言葉が荒くなる受診者もいる。姫野病院(広川町新代)はツイッターで冷静な対応をお願いする。

 診察はまず駐車場で待機し、病院に連絡した後、順番が来れば問診を受ける。病院には1日100~150人が発熱外来に訪れるため、車内で最大2時間ほど待つ人もいるという。

 ≪車内が暑くなってイライラされている方が増えています。エアコンをつけて快適に待ってください≫

 7月28日には、こんな投稿をした。感染の不安に駆られる人々を守ろうと、医療従事者も必死の思いだ。投稿はこう締めた。

 ≪医師、看護師、病院職員は発熱者並みに汗をかいて走っています。電話などイライラせずに、優しく話してください。みんな心はあります≫

 (山下真、軸丸雅訓)

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コロナ抗原検査キットOTC化承認、早ければ8月中に

2022年08月18日 21時59分18秒 | ウイルス

コロナ抗原検査キットOTC化承認、早ければ8月中に

「研究用」との違い周知課題、「第1類」として一般販売
レポート 2022年8月18日 (木)配信佐藤夕(m3.com編集部)
 

 厚生労働省の薬事・食品衛生審議会医療機器・体外診断薬部会は8月17日、新型コロナウイルスの抗原定性検査キットをOTC化する方針を承認した。現在医療用として承認されているものが再承認の手続きを経て一般に購入できるようになる。厚労省が同日付で通知を発出し、承認申請が可能になった。厚労省は申請があれば速やかに審査を進める考え。薬剤師からの情報提供が必要な「第1類」として販売、早ければ8月中に一般販売が可能になる見通し(資料は、厚労省のホームページ)。

 部会の委員からは、医療機関へのキット供給を優先することや、精度が低い「研究用」キットとの違いを一般に広く周知することの重要性を求める声が上がった。

 抗原定性検査キットを巡っては、2021年9月、厚労省は医療用の抗原定性検査キットを薬局で特例的に入手可能とした。その後、インターネットでの販売も可能にするOTC化については同年12月の規制改革推進会議で検討され、2022年5月の規制改革推進会議の答申ではOTC化を検討するよう厚労省に求めていた。こうした要求を受け8月10日、厚労省の新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボードでOTC化の議論を行い、医療現場への供給を優先することを前提として、OTC化に向けて具体的に検討を進める方向性を確認していた。

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OTC薬品とは

2022年08月18日 21時47分20秒 | 買い物
OTC薬品とは
(1) 医薬品の分類
OTC医薬品:薬局・薬店・ドラッグストアなどで処方せん無しに購入できる医薬品
医療用医薬品: 主に医師が処方する医薬品
<button class="btn btn-success mpx_tb" type="button">販売方法について</button>
(2) その語源は?
英語の「Over The Counter:オーバー・ザ・カウンター」の略で、カウンター越しにお薬を販売するかたちに由来しています。
(3) 当協会では、大衆薬・市販薬から「OTC医薬品」へ呼称を変更しました
通称「大衆薬」あるいは「市販薬」と呼ばれてきましたが、2007年より「OTC医薬品」に呼称を変更・統一しました。
(4) OTC医薬品の役割は?
いろいろな疾病や症状の改善に効果を発揮します。 自分自身で健康管理を行い、軽い病気の症状緩和などに活用してください。 これからは、自分の健康は自分で守る「セルフメディケーション」の時代。 OTC医薬品を上手に使いましょう。
(5) OTC医薬品のロゴマークをご存知ですか?
ロゴマークは、3つのメッセージがカプセル(OTC医薬品を表現しています)を取り巻き、自分の健康は自分で守る、つまりセルフメディケーションの推進をイメージしています。 当協会の加盟各社は製品や広告などを通じ、これからもOTC医薬品の上手な使用を呼びかけて参ります。

三つのメッセージ
・自己選択(ご自分で選べます)
・アドバイス(薬剤師などの専門家に相談もできます)
・情報発信(お薬の様々な情報を発信します)
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