Mars&Jupiter

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アーノルド・バックスのテノール独唱と管弦楽のための4つの曲を聴きながら横浜から星川まで歩く

2008-04-03 06:00:47 | アーノルド・バックスの作品
昨日は横浜から星川駅まで歩きました。
途中聴いたのは、アーノルド・バックスの作品。
テノール独唱と管弦楽のための4つの曲で、
作曲年代はそれぞれ違い、原曲は1900年代から1920年代に
作曲されたものを管弦楽化した作品である。

第1曲「妖しい魅力」は、バックスの詩による歌曲で、
1921年に作曲されたものをロドニー・ニュートンが、
管弦楽版に編曲したもので、軽快な感じで始まるが、
そのあとの神秘的な感じがバックスらしい。
バックスがアイルランド西海岸の港町ゴールウェイで、
体験した幻想にもとづくものだという。

第2曲「まどろみの歌」は1910年に作曲され、
1914年作曲者自身による管弦楽版に編曲された。
ウクライナの美しい娘と恋に落ちた時に、
自作の詩に曲をつけた子守歌のようで、
歌詞はバックス自身の手によるもので、
内容もバックスらしくロマンティックである。

第3曲「来世」は、1925年に作曲され、
1925年作曲者自身により管弦楽版に編曲された。
短いがエネルギッシュな曲。
歌詞はロバート・へリックによる。
第4曲「通夜」は、1908年に作曲され、
1934年に管弦楽に編曲された。
15世紀の詠み人知らずの詩に、曲をつけたものでいい。
思いっきりロマンティックな曲ばかりで、
時代遅れのところもあるかもしれないが、
そんなことにお構いなくわが道をゆく、
バックスらしい歌曲である。
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