Mars&Jupiter

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ヴォーン・ウィリアムズの「3つのシェークスピアの歌曲集」を聴きながら和田町から横浜まで歩く

2008-04-08 05:58:30 | 古典~現代音楽イギリス編
昨日は和田駅から横浜まで歩きました。
途中聴いたのは、ヴォーン・ウィリアムズの歌曲など。
「5つのイギリス民謡」は1913年に作曲された作品のようだ。
無伴奏によるこれらの合唱曲は、流れるような旋律と、
懐かしさを感じさせる素朴な曲調が心地よい。
4曲目(The Lover’s Ghost)は感動的な曲だ。
それとは対照的に第5曲(Wassil Song)は軽快な曲。

「3つのシェークスピアの歌曲集」は1951年に作曲された作品。
最初の2曲がテンペストの第一幕情景2からと
テンペスト第四幕情景1からをテクストとして用い、
もう一つは、真夏の夜の夢の第二幕情景1から使っている。
これらの3曲はそれぞれ印象深い作品である。
特に最初の曲(Full Farthom Five)は、
「ディング・ドン・ベル」と歌う弾んだ声が軽快でいい。
ヴォーン・ウィリアムズの円熟した技巧を、
この歌曲集から感じることができる。

ミサ曲ト短調は1922年に作曲された作品。
無伴奏であるが、合唱には力強さがあり、
2曲目のグロリアはイギリス民謡風の節を使い、
いかにも彼らしく、まさにキリスト教的な聖的な世界と、
世俗的な民謡の世界が融合している感じがする。
いかにも、ヴォーン・ウィリアムズらしい宗教曲である。
コメント
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