Mars&Jupiter

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ブライアン・ケリーのクリスマス・キャロルによる即興曲を聴く

2013-12-21 09:21:31 | クリスマス特集・その他
昨日はウォーキングを休みました。
今回とりあげるのは1934年生まれのイギリスの作曲家ケリーが、
1969年に作曲したクリスマス・キャロルによる即興曲である。
彼はオクスフォードに生まれ、王立音楽大学で学び、
ゴードン・ジェイコブやハーバート・ハウエルズなどに師事した。
その後王立スコットランド音楽院のスタッフとして活動し、
1963年からは王立音楽大学で22年間教育活動に従事した。
今回聴いたCDはギャヴィン・サザーランド指揮、
プラハ市フィルハーモニー管弦楽団による演奏である。
第1曲「世の人忘るな(アレグロ)」は、
なじみのある旋律が金管楽器により軽快に奏でられていく。
中間部は対照的におだやかな感じであるが、
再び冒頭の旋律が奏でられて、最後はかわいらしく終わる。
第2曲「エサイの根より(アンダンテ・ノン・トロッポ)」は、
フルートとピッコロにより優しさのある旋律が奏でられ、
木管楽器でその旋律を引き継いでいき、牧歌的である。
金管楽器もコラール的に吹き、最後はフルートとピッコロで終わる。

第3曲「午前三時過ぎ(ゆっくりと)」は、
ホルンがゆったりとした旋律を奏でて始まる。
それを他の楽器が引き継いでいき、
弦楽器により旋律が堂々と奏でられていく。
金管楽器も加わって盛り上り、
最後はハープと弦楽器でおだやかに終わる。
第4曲「三艘の船(モデラート)」は、
フルートとピッコロにより舞踏風の旋律が奏でられ、
他の楽器がその旋律を繰り返し、盛り上げていく。
楽しい曲で、最後は消え入るようにして終わる。
第5曲「ディンドン、ほがらかに/
一人の幼子が生まれた(アレグロ)」は、
金管楽器により高らかに旋律が奏でられて始まる。
クリスマスが来ることの喜びが伝わってくる。
そのにぎやかな感じの中、最後は力強く終わる。
コメント
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