Mars&Jupiter

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ドラティ指揮のベートーヴェンの交響曲第5番ハ短調作品67「運命」を聴く

2013-12-29 12:03:40 | ベートーヴェンの交響曲・管弦楽曲
昨日はウォーキングを休みました。
今回とりあげるのは交響曲第5番ハ短調作品67「運命」、
今回聴いたCDはアンタル・ドラティ指揮、
ロンドン交響楽団による演奏である。
第一楽章は、軽快できびきびとした演奏である。
提示部とともに展開部もあっさりとした感じを受けるが、
オーボエのソロの部分がゆったりとして印象的である。
感情的にはならず、楽譜に忠実にやっているような感じを受ける。
最後のコーダの部分もあっさりとしながらも、力強く終わる。
第二楽章も速いテンポで流れるように進んでいく。
ここも力強く盛り上げるのではなく、あっさりとした演奏で、
各楽器の動きがわかるように抑制を利かせている。
こういう演奏もありかな、最後もあっさり終わる。
第三楽章は、弦楽器の軽快な動きがみられ、
リズミックで流れるように進んでいく。
切れ目なく続く第四楽章の有名な主題も、
金管楽器が高らかにとはならず、抑制されている。
演奏自体は躍動感があるが、こじんまりとして、
物足らないと感じる人もいるかもしれない。
古楽器演奏を意識してかはわからないが、
室内管弦楽団による演奏のような感じでもある。
しかし、金管楽器の音が鳴りすぎだと思う人にとっては、
とてもシャープな演奏で、いいと思うところがあるだろう。
コーダを経て最後も抑制とれた中で力強く終わる。
コメント
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