Mars&Jupiter

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アバド指揮のベートーヴェンの交響曲第2番ニ長調作品36を聴く

2013-12-28 12:32:14 | ベートーヴェンの交響曲・管弦楽曲
今回からは年末に向け、恒例のベートーヴェン特集で行こうと思います。
一昨日は西谷から三枚町まで歩きましたが、
昨日はウォーキングを休みました。
今回とりあげるのはベートーヴェンの交響曲第2番ニ長調作品36、
今回聴いたCDはクラウディオ・アバド指揮、
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団による演奏である。
アバド指揮によるものは、ベルリン・フィルとのものもある。
しかし、この若々しい演奏は、各楽器の音への統制もとれていてよい。
ここでは曲の解説ではなく、CDを聴いた感想を述べたい。
第一楽章は力強い序奏で始まり、管楽器の音色がいい。
提示部に入って奏でられる主題も軽やかで躍動感がある。
展開部に入ってからも軽快なテンポで各楽器が絡み合っていく。
再現部で2つの主題が奏でられ、コーダを経て最後力強く終わる。
第二楽章は、前楽章とは対照的にゆったりとしたラルゲットの楽章で、
弦楽器と木管楽器による牧歌的な雰囲気がいい。
弦楽器が歌うように奏でていく部分がいいし、
木管楽器と掛け合いながら進み、ドラマティックに盛り上げる部分もみせ、
おだやかで優雅な部分との対比を見せ、最後は力強く終わる。
第三楽章スケルツォ楽章であり、力強い旋律と流れるような旋律が交互に現れる。
その対比がはっきり現れており、中間部のトリオもファゴットの活躍がいい。
再び最初のスケルツォ主題が現れて終わる。
第四楽章のフィナーレ楽章も軽快なテンポで、
力強く弦楽器によって主題奏される。
それに絡んでいくファゴットの音がいい。
コーダから最後までのところもただ力強くではなく、
抑制がとれていているところがいい。
各楽器の音を聴かせて最後堂々とした感じで終わる。
コメント
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