Mars&Jupiter

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ルイ・エクトール・ベルリオーズのテ・デウム作品22を聴く

2014-07-30 05:10:21 | 古典~現代音楽フランス編
昨日もウォーキングは休みました。
そろそろフランス編も終わりにしたいと思う。
今回取り上げるのは、1803年生まれのベルリオーズが、
1949年に作曲したテ・デウム作品22である。
彼の略歴は以前述べたので省略する。
聴いたCDはキース・ルイスのテノール、
フランクフルト声楽アンサンブル、ヘッセン放送児童青年合唱団
マインツ・キリスト教会バッハ合唱団とクレンデ、
マティアス・アイゼンベルクのオルガン、
インバル指揮、フランクフルト放送交響楽団の演奏による。
作品はオルガンと金管楽器により荘厳な感じで始まる。
第1曲はテ・デウム「(神よ、我ら御身をほめ」で、
合唱がフーガ風に絡んでいき、力強く歌われる。
次の「すべての御使い」はオルガンの穏やかな音に導かれ、
女声合唱が歌い、木管楽器が絡んでいく美しい曲である。
金管楽器や打楽器も加わり、盛り上がりをみせていくが、
穏やかな部分とドラマティックに盛り上がる部分があり、
金管楽器が鳴り響くところはブルックナーを思わせる重厚な部分もあっていい。
プレリュードは打楽器の刻むリズムに木管楽器と金管楽器が絡んでいく。
そのあと弦楽器中心に展開し、最後金管楽器と打楽器中心に盛り上がって、
最後は金管楽器によるコラール風の旋律で終わる。

次の「主よ、この日」は、オルガンの奏でる旋律に導かれ、合唱が加わり、
穏やかに歌われていき、最後はオルガンの音とともに静かに終わる。
「御身、キリスト、栄光の王よ」は合唱によりおぞそかに歌われる。
途中から打楽器や金管楽器も加わりドラマティックに盛り上がり、最後は力強く終わる。
「御身、尊き御血もて」は、木管楽器の柔らかい響きで始まる。
ここでテノール独唱が入り、木管楽器などがそれに絡んでいく。
そして合唱も入るが、テノール独唱中心に曲は進行していき、
最後は合唱が残り静かに終わる。
「審き主として来たりますと」はオルガンの音に始まり、合唱が加わって始まる。
金管楽器も加わる中、壮大な音楽になっていく。
盛り上がりを見せて、最後は金管楽器と打楽器により力強く終わる。
旗の奉献のための行進曲は補遺の部分にあたる。
木管楽器の叩くリズムに、打楽器が応える感じで始まり、
金管楽器が華やかな旋律を奏で、フーガ風に展開していく。
ハープとオルガンが加わり、最後は華々しい感じで終わる。
コメント
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