Mars&Jupiter

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ジンマン指揮のグスタフ・マーラーの交響曲第4番ト長調を聴きながら、二俣川から鶴ヶ峰まで歩く

2015-01-02 13:10:18 | グスタフ・マーラーとアルマ・マーラー
昨日は二俣川から鶴ヶ峰駅まで歩きました。
思いがけなく横浜でも初雪で、雪が舞う中歩きました。
途中聴いたのは、1860年生まれのグスタフ・マーラーの作品。
交響曲第4番ト長調は1899年から1900年にかけて作曲された。
今回聴いたCDは、リューバ・オルゴナソヴァのソプラノ、
デイヴィッド・ジンマン指揮,チューリヒ・トーンハレ管弦楽団の演奏による。
第1楽章「落ち着いて」は、ソナタ形式で書かれている。
粉雪が舞い散るような風景を感じさせる鈴の音とフルートに導かれ、
ヴァイオリンが甘美な第一主題を奏でて始まる。
そして歌うように朗々とチェロが第二主題を奏でていく。
ジンマン盤は流れるように進んで自然な感じがいい。
展開部を経て、再現部に入り豊かなホルンの響きのあと、
テンポをあげて、最後華々しく終わるところも素晴らしい。

第2楽章「気楽な動きで、急がずに」は、スケルツォ楽章である。
「友ハイン(死神の別名)は演奏する」とあるように、
独奏ヴァイオリンが奏でる旋律は不気味さを与える。
牧歌的である一方で影を伴うヴァイオリン独奏が素晴らしい。
幻想的な感じも受け、演奏もきびきびとした感じでいい。
第3楽章「静かに」は、変奏曲の形式をとった楽章で、
ゆったり始まるこの楽章に現れる二つの主題は美しい。
夢の世界を思わせるような音楽のクライマックスを築く
盛り上がりの部分は、金管楽器が鳴り響き素晴らしく、
最後静寂の中で終わる部分もいい。
第4楽章「非常にのんびりと」は、歌曲付きの楽章である。
ゆったりとしたテンポの中、「地上にはこの天上の音楽と
比較できるようなものはない」という内容の歌詞をソプラノが歌う。
ドラマティックに盛り上がる部分と穏やかで牧歌的な部分の
対照的な部分をうまく使い分けて表現している感じがする。
最後はコントラバスだけが残り静かに終わる。
コメント
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