アラン・ホヴァネスのソプラノ・サクソフォンと弦楽のための協奏曲作品344を聴く

今回聴いたのはアラン・ホヴァネスが1980年に作曲した、
ソプラノ・サクソフォンと弦楽のための協奏曲作品344である。
聴いたＣＤはグレッグ・バナスザックのソプラノ・サクソフォン、
ジェラード・シュウォーツ指揮、イースタン音楽祭管弦楽団の演奏による。
第一楽章アンダンテ－アレグレット・エスプレッシーヴォ－フーガは、
弦楽器が力強く生き生きとした旋律を奏でて始まる。
序奏が終わるとソプラノ・サクソフォンが弦楽器の伴奏の上で、
ゆったりと歌うような旋律を奏でていき、
そのあとは弦楽器によるフーガが始まり、
それにソプラノ・サクソフォンも絡んで終わる。
第二楽章アダージョ・エスプレッシーヴォ－アレグロ・アッサイは、
ソプラノ・サクソフォンの奏でる旋律に弦楽器が加わって始まる。
そして、弦楽器による生き生きとして軽快な旋律が始まり、
それにソプラノ・サクソフォンが加わり、
盛り上がったところで終わる。
第三楽章アンダンテ－アレグレット・コン・モルト・エスプレッシーヴォは、
ゆったりと堂々とした弦楽器の旋律で始まり、
そのあとソプラノ・サクソフォンが入り、
歌うような旋律を奏でていき、
弦楽器はピチカートで伴奏をいれていく。
そのあと弦楽器が奏でる旋律がフーガ風に展開され、
これにソプラノ・サクソフォンが時折絡んでいく。
そのあとは再び弦楽器の伴奏の上で、
ソプラノ・サクソフォンがゆったりと旋律を奏で、
最後盛り上がったところで終わる。