Mars&Jupiter

おおくぼっちの屋根裏部屋へようこそ!

フリアン・オルボンの3つのシンフォニック・ヴァージョンを聴く

2016-06-22 05:55:55 | 古典~現代音楽ブラジル・メキシコ以外の中南米編
今回取り上げるのは1925年スペイン生まれで、
キューバで活躍した作曲家オルボンが、
1953年に作曲した3つのシンフォニック・ヴァージョンである。
聴いたCDはエドゥアルド・マータ指揮、
シモン・ボリバル交響楽団の演奏による。
第一楽章パヴァーヌ(ルイス・デ・ミラン)は、
ホルンの奏でる旋律に始まり、力強い主題が奏でられる。
その主題をもとに様々な楽器が引き継いでいく。
そしてもう一つの軽快な主題が木管楽器中心に現れる。
強烈なリズムが強調される中、各主題が展開されて、
最初の主題が金管楽器により奏でられて、最後穏やかに終わる。
第二楽章オルガヌム-コンドゥクトゥス(ペロタン)は、
木管楽器が奏でる牧歌的な旋律で始まる。
その主題をもとに金管楽器が加わり力強く奏でられ、
情熱的に盛り上がりをみせていき、
そのあと静まり、牧歌的な感じになり、ハープとフルート、
ファゴットが旋律を繰り返し穏やかに終わる。
第三楽章シロフォン(コンガ)は、シロフォンが主題を奏で、
強烈なリズムと共に明るく楽しい音楽となっていく。
打楽器と金管楽器で盛り上がり、最後は力強く終わる。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする