Mars&Jupiter

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カマルゴ・グァルニエリの交響曲第4番「ブラジリア」を聴く

2016-06-27 06:12:06 | 古典~現代音楽ブラジル編
今回取り上げるのは1907年生まれのブラジルの作曲家、
グァルニエリが1963年作曲した交響曲第4番「ブラジリア」である。
聴いたCDはジョン・ネシュリング指揮、
サンパウロ交響楽団の演奏による。
バーンスタインに献呈された作品である。
第一楽章アレグロ・エネルジコは、
弦楽器と金管楽器・打楽器で力強く始まる。
木管楽器も加わり、リズミックな音楽が展開される。
バーンスタインのウェストサイド物語の中の、
リズミカルな音楽の部分を感じさせる。
打楽器と金管楽器が荒々しさをみせ、
最後は息詰まるような高揚感で終わる。

第二楽章レント・エ・トラジコは、
弦楽器により叙情的な旋律が奏でられて始まる。
弦楽器全体のユニゾンで奏でられるその旋律に、
金管楽器が加わり、緊張感が高まっていき、
ピアノとトランペット、木管楽器中心の中間部に入り、
ブラジル的な部分を感じさせ、盛り上がりをみせていく。
そのあとは弦楽器のみとなり、最後は消え入るように終わる。
第三楽章エネルジコ・トリオンファンテは、
弦楽器による軽快で生き生きとした旋律で始まり、
金管楽器や木管楽器、打楽器がリズミックに絡んでいく。
ヴァイオリンで奏でた音型が他の弦楽器に引き継がれたあと、
他の楽器にも引き継がれていき、中間はゆったりとして、
牧歌的な感じになるが、それも打楽器の一撃で壊され、
再び軽快でリズミックな感じになり、
金管楽器や打楽器の音が鳴り響く中、
最後盛り上がったところで終わる。
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