Mars&Jupiter

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ルース・ギップスの交響曲第2番作品30を聴く

2016-08-11 10:30:22 | 古典~現代音楽イギリス編
今回取り上げるのは1921年生まれのギップスが、
1945年に作曲した交響曲第2番作品30である。
ギップスは王立音楽大学で、音楽理論や作曲、
そしてピアノ・オーボエを学び、その後ダラム大学で学んだ。
ゴードン・ジェイコブやヴォーン・ウィリアムウズなどに師事し、
その後作曲活動を続け、トリニティ・カレッジや王立音楽大学で教えた。
聴いたCDはダグラス・ボストック指揮、ミュンヘン交響楽団の演奏による。
最初のモデラートの部分は、ティンパニの音とともに、
弦楽器が旋律を奏で、それを金管楽器が受け継ぎ、
壮大な感じになったあと弦楽器を中心とした穏やかな部分となり、
そのアレグロ・モデラートの終わりは軽快な行進曲風な感じになる。
盛り上がってその部分が終わると、オーボエとハープの部分になる。
このメノ・メッソの部分はやがて、弦楽器が中心となり、
叙情的な旋律が奏でられ、情熱的に盛り上がっていく。
それが終わるとフルートのソロに始まるアンダンテの部分になる。
弦楽器が民謡風の旋律を奏で、フルートやオーボエがそれを引き継ぎ、
背後でホルンの音が響く中、弦楽器と木管楽器で交互に旋律を奏でていく。

そして力強く金管楽器がファンファーレ風に旋律を奏でるマエストーソを経て、
木管楽器で行進曲風の旋律を奏でていくテンポ・デ・マルシアの部分になり、
打楽器と金管楽器、そして弦楽器が旋律を引き継ぎ、
やがて打楽器と金管楽器で盛り上がりをみせていく。
最後は木管楽器だけが残り静まり、次のアダージョの部分に入る。
ここでは弦楽器が叙情的な旋律をゆったりと奏でていく。
ホルンが最後の方で回想するかのように入る。
そして弦楽器が生き生きとした旋律を奏でるアレグロ・モデラートに入り、
金管楽器や木管楽器が絡み、ヴァイオリン独奏が入り、
次のトランクィロの部分に入り、鐘の音が響き、
弦楽器が厳かな感じの旋律を奏でていく。
そして木管楽器、金管楽器に続く行進曲風の音楽になり、
アパッショナートの部分に入り、盛り上がりをみせ、
金管楽器がファンファーレ風に旋律を奏で、
最後のアレグロの部分に入り、弦楽器が軽快な旋律を奏でていく。
やがて打楽器と金管楽器も加わって盛り上がり、最後力強く終わる。
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