Mars&Jupiter

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ハヴァーガル・ブライアンの喜劇序曲「メリーハート博士」を聴く

2016-08-23 08:25:45 | ハヴァーガル・ブライアンの作品
今回取り上げるのは1876年生まれのブライアンが、
1911年から12年にかけて作曲した喜劇序曲「メリーハート博士」である。
演奏はエイドリアン・リーパー指揮、
アイルランド国立交響楽団によるものである。
弦楽器と金管楽器により力強く華やかに始まる。
この喜劇序曲は変奏曲の形式で作られているようで、
木管楽器中心とした軽快で躍動的な部分や、
弦楽器による甘美で、叙情的な部分などが交互に現れ、
ロマンティックで優雅な部分もあり、変化に富んでいる。
舞踏会を思わせるような舞踏的な旋律や、
金管楽器が打楽器とともに行進曲風な旋律を奏でる部分もあり、
弦楽器のピチカートを効果的に使う部分などある。
最後はフルートなど木管楽器が引き継ぐ旋律に、
弦楽器や金管楽器・打楽器が絡んで盛り上がりを見せ、
高揚したところでトランペットが鳴り響いて終わる。
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