Mars&Jupiter

おおくぼっちの屋根裏部屋へようこそ!

ハヴァーガル・ブライアンの交響詩「イン・メモリアル」を聴く

2016-08-25 06:07:36 | ハヴァーガル・ブライアンの作品
今回取り上げるのは1876年生まれのブライアンが、
1910年に作曲した交響詩「イン・メモリアル」である。
演奏はエイドリアン・リーパー指揮、
アイルランド国立交響楽団によるものである。
導入~第一の情景は、ティンパニの叩く音に導かれ、
金管楽器がファンファーレ風の旋律を奏でブライアンらしい。
そして弦楽器がゆったりと堂々とした感じの旋律を奏で、
他の楽器がそれを引き継ぎながら、力強い感じである。
エルガーの作品を感じさせるところもあるが、
イギリスらしさがあふれていて、なかなかいい。
打楽器と弦楽器、金管楽器により盛り上がりをみせて終わる。
第二の情景は、弦楽器が奏でる叙情的な旋律と、
金管楽器によるファンファーレ風の旋律で始まる。
そのあと弦楽器中心に旋律が繰り返され、
フルートなどの木管楽器やハープが絡んでいく。
最初の少し沈んだ感じから、明るい感じに変わる。
金管楽器が入り鐘の音も響き、盛り上がりをみせて、
次の第三の情景に入り、弦楽器などが優しい旋律を奏でる。
ハープや木管楽器が絡んだあと、ティンパニと金管楽器が引き継ぎ、
いったん盛り上がったあと、静かになりコラール風の主題が、
木管楽器が繰り返されていき、やがてオルガンの音と弦楽器のみとなる。
弦楽器が風のそよぐ感じの音型を繰り返し、最後は穏やかに終わる。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする