Mars&Jupiter

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ハヴァーガル・ブライアンの交響曲第32番を聴く

2016-08-24 20:53:49 | ハヴァーガル・ブライアンの作品
今回取り上げるのは1876年生まれのブライアンが、
1968年に作曲した交響曲第32番である。
演奏はエイドリアン・リーパー指揮、
アイルランド国立交響楽団によるものである。
この交響曲はブライアンにとっての最後の交響曲である。
第一楽章アレグレットは、低弦の奏でる旋律で始まり、
朗々とした旋律が奏でられ、木管楽器も絡んでいく。
フルートとハープの部分を経て、
金管楽器が絡み盛り上がっていく。
そのあと穏やかな感じになり、木管楽器が活躍し、
独奏ヴァイオリンの旋律が現れたあと、
打楽器と金管楽器で盛り上がりをみせて、
いったん静まり、そのあとは穏やかな感じで終わる。

第二楽章アダージョは、弦楽器と木管楽器で旋律を奏で、
最初穏やかな感じではあるが、徐々に盛り上がりをみせる。
そのあといったん静かになるが、金管楽器が絡んでいき、
打楽器の音でいったん盛り上がったあと再び静かになり、
低弦中心に重々しい感じで穏やかに終わる。
第三楽章アレグロ・マ・ノン・トロッポは、
舞踏風で明るく軽快な旋律で始まる。
様々な楽器が旋律を引き継いでいく。
途中穏やかな部分を経て、再び舞踏風の旋律が現れ、
金管楽器と打楽器も加わり盛り上がったあと静まり、
木管楽器を中心に展開した後、金管楽器で盛り上がり、
最後は穏やかになったところで終楽章にそのまま続く。
第四楽章アレグロ・モデラートは、リズミカルに始まる。
軽快である一方、金管楽器がファンファーレ風の旋律を奏でる。
打楽器と金管楽器によるお祭り騒ぎのような部分と、
弦楽器のゆったりとした部分が交互に現れ、
最後は打楽器と金管楽器で華やかに盛り上がって終わる。
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