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ニコライ・ミャスコフスキーの弦楽四重奏曲第4番ヘ短調作品33の4を聴く、そして横浜から天王町まで歩く

2012-03-30 07:14:13 | ニコライ・ミャスコフスキーの作品
昨日は横浜から天王町まで歩きました。
今回とりあげるのは1909年から1937年にかけて作曲された
ミャスコフスキーの弦楽四重奏曲第4番ヘ短調作品33の4。
この作品は、1937年11月18日ベートーヴェン四重奏団により初演された。
聴いたCDはタネーエフ四重奏団の演奏によるもの。
第一楽章アンダンテ-アレグロ-アンダンテ・エド・アパッショナートは、
チェロの音で重々しく始まり、ヴァイオリンがその旋律を引き継ぐ、
憂鬱な感じのその序奏が終わると主部に入り、感傷的な第一主題が現れ、
そのあと経過部を経て対照的なのびのびとした第二主題が現れる。
第一主題を最初に変形され二つの主題は展開されていき、
情熱的に盛り上がりを繰り返し、最後は重々しく静かに終わる。

第二楽章アレグロ・リソルートは、スケルツォ楽章である。
軽快でいきいきとした旋律がヴァイオリン中心に示され、
この旋律をもとに展開されていく三部形式の楽章である。
中間部は流れるような民謡風の旋律が奏されて、
再び冒頭の主題がいきいきと奏されて颯爽とした感じで終わる。
第三楽章アンダンテは、ソナタ形式で書かれている。
叙情的な第一主題がヴァイオリンによって奏され、
対照的な舞踏的で民謡風の第二主題がそのあと奏される。
これらの主題をもとに情熱的に展開していきながら、最後は静かに終わる。
第四楽章アレグロ・モルト-モルト・ヴィーヴォ-
ペザンテ(重々しく)-ヴィヴァチッシモ(ごく活発に)は、
ロンド・ソナタ形式によるフィナーレ楽章である。
軽快な旋律がリズミカルに奏されて始まり、
それぞれの楽器の掛け合い、ユニゾンで奏することなど繰り返し、
熟練された作曲技法をみることができる楽章である。
最後は最初の旋律を中心にドラマティックに盛り上がって終わる。

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