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ニコライ・ミャスコフスキーの弦楽四重奏曲第6番作品49を聴く

2012-01-11 06:23:20 | ニコライ・ミャスコフスキーの作品
昨日は一日忙しく、ウォーキングは休みました。
今回取り上げるのはミャスコフスキーの弦楽四重奏曲第6番作品49。
この曲は、1939年から1940年の間に作曲された。
初演は1940年11月23日ベートーヴェン四重奏団により行われた。
聴いたCDはタネーエフ四重奏団の演奏による。
第一楽章モデラート・コン・アニマは、ソナタ形式で書かれている。
悲しげな旋律が奏され、それぞれの弦楽器がそれを受け継いでいく。
この第一主題とは対照的なやや明るめの第二主題が現れる。
展開部は第一主題の変形から始まっていき、
再現部を経て、最後はおだやかに終わる。
第二楽章アレグロ・ヴィーヴォ・ジョコーソは、
副題がブルレスカ(諧謔的な、滑稽な)である。
軽快で諧謔的な主題がヴァイオリンに示され、
他の弦楽器がリズムを刻んで、
チェロが主題を引き継ぎ、他の楽器も受け継いでいく。
中間部は民謡風の明るい牧歌風の旋律が奏される。
再び冒頭の旋律が奏され、さわやかに終わる。

第三楽章アンダンテ・ルグーブレ(悲しいの意味)は、
副題がマリンコニア(憂鬱に)となっている。
重々しく痛々しい感じの旋律が奏されていく。
中間部では執拗にシリアスな感じの旋律を繰り返していく。
最後は消え入るように静かに終わる。
第四楽章アンダンテ・エネルジーコ・エ・コン・フォーコは、
ロンド・フィナーレの楽章であり、
軽快で勇ましい感じの旋律が奏される。
もう一つ対照的な明るくのどかな旋律も現れ、
これら旋律が交互に現れながら、音楽は展開し、
最後は冒頭の勇ましい感じの主題が現れ、堂々と終わる。

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