昨日はいろいろ忙しく、ウォーキングは休みました。
今回取り上げるのは、ホルストの歌曲である。
「6つの歌」作品16は、1903年から1904年にかけて作曲されたようだ。
CDの解説によると、父が亡くなったあと、
そのわずかな遺産を使って、彼は妻とドイツで休暇を過ごすことにした。
そのドイツから帰ってみると、遺産はほとんど使い果たした状況であった。
それからはダリッジにあるジェームズ・アレン女学校の
声楽の先生としてしばらく招かれるようになり、
音楽教師としてのキャリアを積み、成功するようになったようで、
そんな時期に作曲されたのが、この作品のようである。
今回聴いたCDは、スーダン・グリットンのソプラノ、
ステュアート・ベトフォードによるピアノ演奏のものである。
第1曲「静かな朝(Calm is the Morn)」はテニスンの詩による曲。
その静かさを感じる朝は、人の死というものがみせる現実が、
そのような静けさを感じさせるのであって、
その死への諦めという心の静けさと符合しているようだ。
ピアノの前奏に続き、歌い出すソプラノの歌は、
さわやかな感じを思わせながらも、徐々にピアノ伴奏が、
そこに影を付けながら、曲に詩の中にある深さを加えていく。
最後はピアノのみとなり、静かに終わる。
第2曲「私の心は彼のもの(My True Love Hath My Heart)」は、
フィリップ・シドニーの詩による曲であり、ピアノの伴奏が美しい。
このあたりはホルストらしい部分かとは思う。
ソプラノの歌う歌はロマンティックである。
第3曲「もう泣かないで、悲しみの泉よ
(Weep You No More, Sad Fountains)」は、作者不明の詩による。
ピアノの伴奏が印象派風で、きらめく泉の光を描写しているかのようだ。
やさしく語りかけるようなソプラノの歌もいい。
第4曲「美しい優しさと優しい愛(Lovely Kind and Kindly Loving)」は、
ニコラス・ブレトンの詩による作品で、ロマンティックな歌である。
前の3曲はフランス的な感じがするが、これはドイツ歌曲風である。
第5曲「ゆりかごの歌(Cradle Song)」は、ウィリアム・ブレークの詩による。
軽快なピアノの伴奏に乗って、明るい歌が聴ける。
思わず母親の笑顔を想像させるようなかわいらしい曲である。
第6曲「平和(Peace)」は、アルフレッド・H・ハイアットの詩による。
再びこの曲はフランス風な歌曲で、深い味わいのある曲である。
柔らかに神様からの贈り物である一つの言葉が舞い降りてくる。
それは「平和」という何とも素敵な詩の内容である。
今回取り上げるのは、ホルストの歌曲である。
「6つの歌」作品16は、1903年から1904年にかけて作曲されたようだ。
CDの解説によると、父が亡くなったあと、
そのわずかな遺産を使って、彼は妻とドイツで休暇を過ごすことにした。
そのドイツから帰ってみると、遺産はほとんど使い果たした状況であった。
それからはダリッジにあるジェームズ・アレン女学校の
声楽の先生としてしばらく招かれるようになり、
音楽教師としてのキャリアを積み、成功するようになったようで、
そんな時期に作曲されたのが、この作品のようである。
今回聴いたCDは、スーダン・グリットンのソプラノ、
ステュアート・ベトフォードによるピアノ演奏のものである。
第1曲「静かな朝(Calm is the Morn)」はテニスンの詩による曲。
その静かさを感じる朝は、人の死というものがみせる現実が、
そのような静けさを感じさせるのであって、
その死への諦めという心の静けさと符合しているようだ。
ピアノの前奏に続き、歌い出すソプラノの歌は、
さわやかな感じを思わせながらも、徐々にピアノ伴奏が、
そこに影を付けながら、曲に詩の中にある深さを加えていく。
最後はピアノのみとなり、静かに終わる。
第2曲「私の心は彼のもの(My True Love Hath My Heart)」は、
フィリップ・シドニーの詩による曲であり、ピアノの伴奏が美しい。
このあたりはホルストらしい部分かとは思う。
ソプラノの歌う歌はロマンティックである。
第3曲「もう泣かないで、悲しみの泉よ
(Weep You No More, Sad Fountains)」は、作者不明の詩による。
ピアノの伴奏が印象派風で、きらめく泉の光を描写しているかのようだ。
やさしく語りかけるようなソプラノの歌もいい。
第4曲「美しい優しさと優しい愛(Lovely Kind and Kindly Loving)」は、
ニコラス・ブレトンの詩による作品で、ロマンティックな歌である。
前の3曲はフランス的な感じがするが、これはドイツ歌曲風である。
第5曲「ゆりかごの歌(Cradle Song)」は、ウィリアム・ブレークの詩による。
軽快なピアノの伴奏に乗って、明るい歌が聴ける。
思わず母親の笑顔を想像させるようなかわいらしい曲である。
第6曲「平和(Peace)」は、アルフレッド・H・ハイアットの詩による。
再びこの曲はフランス風な歌曲で、深い味わいのある曲である。
柔らかに神様からの贈り物である一つの言葉が舞い降りてくる。
それは「平和」という何とも素敵な詩の内容である。
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