今回取り上げるのは1824年生まれのブルックナーが、
1868年に作曲したミサ曲第3番へ短調(1881年版)である。
今回聴いたCDはマーガレット・プライスのソプラノ、
ドリス・ゾッフェルのアルト、ペーター・シュトラーカのテノール、
マティアス・ヘレのバス、セルジウ・チェリビダッケ指揮、
ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団および合唱団の演奏によるもの。
第一曲キリエは、弦楽器の物悲しいしかしやや明るさももった旋律に始まる。
その序奏に続き、合唱が「キリエ・エレイソン」と歌う。
ヴァイオリン独奏に続き、バスやソプラノの独唱者の歌が入り、
合唱と絡んでいき、管弦楽により高揚していく。
静まってからそのあとも独唱者と合唱による応答が続き、
独唱者と合唱と管弦楽で盛り上げたあと、最後静かに終わる。
第二曲グローリアは、管弦楽と合唱で力強く始まり、
金管楽器が鳴り響き、いかにもブルックナーらしい。
そのあとソプラノ独唱も入り、力強い音楽が展開されていく。
途中フーガ風の展開もみせていき、聴き応えがある。
最後は金管楽器が鳴り響く中、力強く終わる。
第三曲クレドは、ティンパニと金管楽器が鳴り響く中、
合唱が力強く歌って始まり、この冒頭の部分は何度か繰り返される。
独唱者も加わり、とても華やか感じであるが長大な曲である。
やがてテノール独唱とヴァイオリン独奏が絡む部分となり、
中間部では合唱と鳴り響く金管楽器で盛り上がりをみせる。
その後も静かな部分と盛り上がった部分を繰り返し、
独唱者の歌のあと、合唱と管弦楽で盛り上がって、最後堂々と終わる。
第四曲サンクトゥスは、管弦楽と合唱で穏やかな感じに始まる。
中間でティンパニが叩く中、合唱が力強く歌う部分があり、
独唱者も加わり、金管楽器とともに盛り上がって終わる。
第五曲ベネディクトゥスは、弦楽器中心に穏やかに始まる。
独唱者が入って重唱と独唱を聴かせたあと、合唱も加わる。
途中フルートやファゴットなどの木管楽器が活躍する部分もあり、
牧歌的な感じを持たせるところもある。
ホルンが鳴り響き、合唱と絡んでいくところもいい。
独唱者と合唱で「いと高き所にホザンナ」を歌って最後終わる。
第六曲アニュス・デイは、フルートなど木管楽器が活躍したあと、
合唱がそっと入って始まり、各独唱者も加わる。
穏やかに、ゆったりとしたテンポで進んでいく。
独唱者たちは「われらをあわれみたまえ」の一節を繰り返す。
合唱の部分は美しく、ゆるぎない信仰を管弦楽が示している感じだ。
最後は合唱の音が消え入るようにして終わる。
1868年に作曲したミサ曲第3番へ短調(1881年版)である。
今回聴いたCDはマーガレット・プライスのソプラノ、
ドリス・ゾッフェルのアルト、ペーター・シュトラーカのテノール、
マティアス・ヘレのバス、セルジウ・チェリビダッケ指揮、
ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団および合唱団の演奏によるもの。
第一曲キリエは、弦楽器の物悲しいしかしやや明るさももった旋律に始まる。
その序奏に続き、合唱が「キリエ・エレイソン」と歌う。
ヴァイオリン独奏に続き、バスやソプラノの独唱者の歌が入り、
合唱と絡んでいき、管弦楽により高揚していく。
静まってからそのあとも独唱者と合唱による応答が続き、
独唱者と合唱と管弦楽で盛り上げたあと、最後静かに終わる。
第二曲グローリアは、管弦楽と合唱で力強く始まり、
金管楽器が鳴り響き、いかにもブルックナーらしい。
そのあとソプラノ独唱も入り、力強い音楽が展開されていく。
途中フーガ風の展開もみせていき、聴き応えがある。
最後は金管楽器が鳴り響く中、力強く終わる。
第三曲クレドは、ティンパニと金管楽器が鳴り響く中、
合唱が力強く歌って始まり、この冒頭の部分は何度か繰り返される。
独唱者も加わり、とても華やか感じであるが長大な曲である。
やがてテノール独唱とヴァイオリン独奏が絡む部分となり、
中間部では合唱と鳴り響く金管楽器で盛り上がりをみせる。
その後も静かな部分と盛り上がった部分を繰り返し、
独唱者の歌のあと、合唱と管弦楽で盛り上がって、最後堂々と終わる。
第四曲サンクトゥスは、管弦楽と合唱で穏やかな感じに始まる。
中間でティンパニが叩く中、合唱が力強く歌う部分があり、
独唱者も加わり、金管楽器とともに盛り上がって終わる。
第五曲ベネディクトゥスは、弦楽器中心に穏やかに始まる。
独唱者が入って重唱と独唱を聴かせたあと、合唱も加わる。
途中フルートやファゴットなどの木管楽器が活躍する部分もあり、
牧歌的な感じを持たせるところもある。
ホルンが鳴り響き、合唱と絡んでいくところもいい。
独唱者と合唱で「いと高き所にホザンナ」を歌って最後終わる。
第六曲アニュス・デイは、フルートなど木管楽器が活躍したあと、
合唱がそっと入って始まり、各独唱者も加わる。
穏やかに、ゆったりとしたテンポで進んでいく。
独唱者たちは「われらをあわれみたまえ」の一節を繰り返す。
合唱の部分は美しく、ゆるぎない信仰を管弦楽が示している感じだ。
最後は合唱の音が消え入るようにして終わる。
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