Mars&Jupiter

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グスタフ・ホルストの「エストメア王」作品17(H70)を聴きながら、西谷から二俣川まで歩く

2010-12-19 08:09:39 | グスタフ・ホルストの声楽曲・合唱曲
昨日は西谷駅から二俣川まで歩きました。
途中聴いたのは、ホルストの管弦楽付きの合唱曲である。
「エストメア王」作品17(H70)は、1903年に作曲された。
合唱とオーケストラのための古イギリスのバラードとなっている。
テキストはトーマス・パーシーがまとめ、1965年に出版した
「中世イングランドの詩歌の遺品」からとっているようだ。
曲は彼の師であるスタンフォードに献呈され、
1908年ロンドンで初演され成功を収めたようだ。
聴いたCDはヒラリー・ディヴァン・ウェットン指揮、
ギルドフォード合唱協会、フィルハーモニア管弦楽団の演奏による。
初期の作品らしく冒頭からしてワグナーを思わせるような感じだが、
イギリス民謡風の主題が流れるところは、その後の彼が作曲する
イギリス民謡を使った作品の数々を予感させる部分がある。
ドラマティックであり、合唱が歌う旋律は流れるように美しい。
小太鼓が鳴り響き、行進曲風に展開し、合唱が入るところは、
堂々としてなかなか聴きごたえがあり、男声合唱と女声合唱が掛け合い、
進行していく部分から合唱を中心に活躍し、管弦楽がそれに壮大さを加える。
エストメア王がハープを手にするところを合唱が歌う前では、
ハープが流れ、牧歌的な美しい管弦楽の間奏曲風の音楽を聴ける。
ロマンティックであり、このあたりからクライマックスを築き、
打楽器や金管楽器が加わり、合唱とともに盛り上がりをみせていく。
エストメア王が美しい女性を手にいれ、彼女を妻として結婚し、
それを祝うかのように合唱が高らかに歌い上げ、
最後管弦楽のトゥッティで堂々と終わる。
新婚時代のホルストらしいロマンティックな音楽である。

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