今回は1807年生まれのポーランドの作曲家ドブジンスキが、
1831年に作曲した交響曲第2番ハ短調「性格的」作品15に触れる。
今回聴いたCDはヤロスワフ・ティエル指揮、
ヴロツワフ・バロック管弦楽団の演奏である。
ドブジンスキは当時ロシア領にあったヴォルィーニで生まれた。
幼いころからヴァイオリン奏者で作曲であった父から音楽を学び、
1826年からはワルシャワ音楽院で学んだ。
当時の音楽院にはショパンも同級生でいたようだ。
交響曲第2番で受賞し、1845年からはドイツへ行き、
ソリストとして活動し、歌劇や演奏会の指揮もしたようだ。
ポーランドに戻ってきてからは自分の楽団を創設し、
音楽教育にも力を入れ、教育機関も創設したようである。
第一楽章アンダンテ・ソステヌート-アレグロ・ヴィヴァーチェは、
ソナタ形式で書かれており重々しい序奏で始まり、
ベートーヴェン風に悲劇的な始まる。
弦楽器中心に徐々に明るくなっていくが、
主部の提示部に入ると、やはりベートーヴェン風なダイナミックな部分と、
シューベルトを思わせる軽快で流れる旋律が交互に現れる。
展開部の主題の展開のところも新鮮で、フーガ風に展開するところもあり、
シューベルトの後期交響曲のように大胆でなかなか聴き応えがある。
再現部を経て主題中心に盛り上がっていき、最後は力強く終わる。
第二楽章アンダンテ・グラツィオーソは、
のどかな感じのホルンの吹奏で始まる。
その旋律は木管楽器にも引き継がれ、
弦楽器も受け継いでいくが、明るさと影を交互にみせながら、
歌うような旋律が奏でられていき、再びホルンの吹奏が現れる。
それに弦楽器が支え、旋律は木管楽器に移る。
そして弦楽器中心に旋律を奏でていき、
それに木管楽器やホルンが絡んでいく。
美しい旋律であり、とても印象的な楽章である。
第三楽章アレグロ・マ・ノン・トロッポは三部形式で、
トランペットの3音と木管楽器で始まるメヌエットである。
優雅な感じの旋律が奏でられていき、主題は繰り返される。
明るく舞踏的で民謡風の旋律は親しみやすい。
中間部はクラリネットとヴァイオリン独奏が活躍する。
そして再び冒頭のメヌエット主題が繰り返されて終わる。
最後トランペットの3音で終わるところがなかなかいい。
第四楽章ヴィヴァーチェ・アッサイは、
弦楽器とクラリネットによる生き生きとした旋律で始まる。
主題が各楽器に引き継がれていくところが素晴らしい。
流れるように音楽が進んでいき、シューベルトの風である。
シューベルトの交響曲が好きな人であれば、気に入るのではないか。
最後は金管楽器が絡んでいき、最後は盛り上がって堂々と終わる。
この作品が受賞されるぐらい評価されたのも最もだと思う。
もっと評価されてもいい交響曲の一つであると思う。
1831年に作曲した交響曲第2番ハ短調「性格的」作品15に触れる。
今回聴いたCDはヤロスワフ・ティエル指揮、
ヴロツワフ・バロック管弦楽団の演奏である。
ドブジンスキは当時ロシア領にあったヴォルィーニで生まれた。
幼いころからヴァイオリン奏者で作曲であった父から音楽を学び、
1826年からはワルシャワ音楽院で学んだ。
当時の音楽院にはショパンも同級生でいたようだ。
交響曲第2番で受賞し、1845年からはドイツへ行き、
ソリストとして活動し、歌劇や演奏会の指揮もしたようだ。
ポーランドに戻ってきてからは自分の楽団を創設し、
音楽教育にも力を入れ、教育機関も創設したようである。
第一楽章アンダンテ・ソステヌート-アレグロ・ヴィヴァーチェは、
ソナタ形式で書かれており重々しい序奏で始まり、
ベートーヴェン風に悲劇的な始まる。
弦楽器中心に徐々に明るくなっていくが、
主部の提示部に入ると、やはりベートーヴェン風なダイナミックな部分と、
シューベルトを思わせる軽快で流れる旋律が交互に現れる。
展開部の主題の展開のところも新鮮で、フーガ風に展開するところもあり、
シューベルトの後期交響曲のように大胆でなかなか聴き応えがある。
再現部を経て主題中心に盛り上がっていき、最後は力強く終わる。
第二楽章アンダンテ・グラツィオーソは、
のどかな感じのホルンの吹奏で始まる。
その旋律は木管楽器にも引き継がれ、
弦楽器も受け継いでいくが、明るさと影を交互にみせながら、
歌うような旋律が奏でられていき、再びホルンの吹奏が現れる。
それに弦楽器が支え、旋律は木管楽器に移る。
そして弦楽器中心に旋律を奏でていき、
それに木管楽器やホルンが絡んでいく。
美しい旋律であり、とても印象的な楽章である。
第三楽章アレグロ・マ・ノン・トロッポは三部形式で、
トランペットの3音と木管楽器で始まるメヌエットである。
優雅な感じの旋律が奏でられていき、主題は繰り返される。
明るく舞踏的で民謡風の旋律は親しみやすい。
中間部はクラリネットとヴァイオリン独奏が活躍する。
そして再び冒頭のメヌエット主題が繰り返されて終わる。
最後トランペットの3音で終わるところがなかなかいい。
第四楽章ヴィヴァーチェ・アッサイは、
弦楽器とクラリネットによる生き生きとした旋律で始まる。
主題が各楽器に引き継がれていくところが素晴らしい。
流れるように音楽が進んでいき、シューベルトの風である。
シューベルトの交響曲が好きな人であれば、気に入るのではないか。
最後は金管楽器が絡んでいき、最後は盛り上がって堂々と終わる。
この作品が受賞されるぐらい評価されたのも最もだと思う。
もっと評価されてもいい交響曲の一つであると思う。
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