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アンナ・ボン・ディ・ヴェネツィアのフルート・ソナタ第2番ヘ長調と第3番ロ長調を聴く

2024-09-16 07:44:31 | 古典~現代音楽イタリア編
今日聴いたのは1740年生まれのイタリアの作曲家、
アンナ・ボン・ディ・ヴェネツィアが、
1756年に作曲したフルート・ソナタ集(フラウト・トラヴェルソと
通奏低音のための6つのソナタ)作品1の中の、
第2番ヘ長調と第3番ロ長調である。
聴いたCDはザビーネ・ドライアーのフラウト・トラヴェルソ、
イレーネ・ヘーゲンのスクウェア・ピアノの演奏による。
第2番ヘ長調の第一楽章ラルゴは、優雅な曲で、
ゆったりと歌うようにフラウト・トラヴェルソが旋律を奏でて始まる。
スクウェア・ピアノの響きもなかなか味わいあっていい。
第二楽章アレグロは、軽快で明るい旋律が奏でられていく。
フラウト・トラヴェルソとスクウェア・ピアノの掛け合いもいい。
第三楽章アレグロは、舞曲風の旋律が奏でられて始まる。
あっという間に終わる軽快な曲である。

第3番ロ長調の第一楽章アンダンティーノは、
ゆったりとしたテンポでフラウト・トラヴェルソが、
歌うように旋律を奏でて始まり、陽気さと憂いが交差する。
第二楽章アレグロは、軽やかで明るい旋律が奏でられて始まる。
第三楽章メヌエットは、優雅な舞踏的な旋律で始まる。
中間部の悲しい感じの旋律が印象的であり、
また、冒頭のメヌエット主題が繰り返されて終わる。

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