大麦小麦 ビアカフェDAYS

長野県・八ヶ岳のふもとから送る、カフェの気取らない日常

晩秋の気配

2015-11-09 18:47:47 | メニュー
このところ、かなりのお客さまから「あの実はなんですか?」と訊かれます。

あの実。
木の葉が散りはじめて、何やら窓の外の枝に黒い実が目立ってます。

これは、「キハダ」の木。大麦小麦の影のごとく、そうとうな大木です。枝をはらうと、その樹皮のめくれたところが、鮮やかレモンイエロー!それでこの名前なんでしょうね。この樹皮、漢方の、胃腸の薬になるんだそうですよ。

その、実。
つぶつぶとたわわに実ってますが、コレ、小鳥たちには人気がない。
雪に閉ざされて、なーんにもなくなった1月末頃に、やっと仕方なく食べに来る、という感じ。胃腸の薬になるだけあって、やっぱり実も苦いのかなぁ?と眺めております。食べてみる勇気がないもんで。


秋の嬉しい実り、といえば、信州はリンゴ!
お菓子リンゴの王者、紅玉さまにご登場いただき、せっせとタルトタタンを焼きまくっております。
今年は、1台につき紅玉さま10個ほど使い、毎回違う仕込み法を試しております。
去年は、1台にリンゴ6個。まさかの1.7倍の増量!(当社比)
1ピースに、リンゴおよそ1個。よりみっちりとした仕上がりを目指しているのです。
その成果か、お客さまも、「おいしかったです!」とホメてくださることが多い!

しかし…。
もう11月。紅玉さまのシーズンも、まもなく終わり。タルトタタンも、終了宣言が近づいてます…。さみしいことです。
これからは、愛され姫のサンふじちゃんの出番。
今年はなんだか暖かい秋ですが、厨房も、そろそろ冬仕様、かな⁈


おまけ。
前回のこむぎのブログにもあった長円寺さんの、夜のライトアップですよ。
なまめかしい赤です。美しいのですが、凄みすら感じます。
長野の秋は、早い、早い!


(M)
コメント
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