温泉クンの旅日記

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柏倉温泉、桜花爛漫の宿(1)

2017-04-19 | 温泉エッセイ
  <柏倉温泉、桜花爛漫の宿(1)>

 秋の紅葉狩り旅と同様に、春の桜の花見旅も日程調整も相当に難しいものがある。
 桜は八分咲きからを満開といい、大雨と大風の日がなくてもだいたい一週間くらいで儚く散ってしまう。
 だから日程を決めるのは一か八か、運を天に任せる賭けに近い。
 どうしても桜に時期にいってみたい温泉宿があった。



「やった、桜が満開だ・・・」
 どうやら賭けに見事に勝ったようである。



 栃木市の柏倉温泉「太子館」。



 天童温泉の「滝の湯」と同じく、この太子館も将棋の最高峰タイトルの「竜王戦」で使われた宿だと知ってから、桜の時期にぜひともいってみようと狙っていた宿である。
 旅館としては珍しいことに毎週休館日が一回決められており、月一回はその日の前か後にもう一日休館日が加わるのでますます日程調整がややこしいのだ。



 満開の桜がかかる立派な門をくぐると、参道のようになっていて正面に神社があった。聖徳太子神社だそうで、宿にこれほどの規模の神社があるというのも珍しい。
 真新しい茅の輪があるので、帰るまでに輪を潜って一度お参りしていこう。



 左手の蔵造り建物がフロントとロビーを兼ねた温泉棟のようである。



 桜花爛漫ぶりを堪能するために、順番を変えて、先に温泉棟のほうにある枝垂れ桜をみてみよう。



 日帰り入浴だけすることもできるし、蕎麦と天ぷらの昼食付き、懐石料理付きのプランがあるが、まさに寸分狂わず満開どんぴしゃ、あえてゆっくりできる二食付きの宿泊にして正解だった。



 この満開ぶりから考えるとあと二、三日すればこの桜も散り始めることであろう。




  ― 続く ―


   →「天童温泉、ほほえみの宿(1)」の記事はこちら
   →「天童温泉、ほほえみの宿(2)」の記事はこちら
   →「天童温泉、ほほえみの宿(3)」の記事はこちら
   →「天童温泉、ほほえみの宿(4)」の記事はこちら


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