8月1日、<オオシャミセンガイ>を見つけたと、熊本港湾・空港整備事務所が発表しました。
有明海にまだ生きていた!やっぱり有明海はすごい!です。
(2014年8月2日朝日新聞「青鉛筆」欄より)
シャミセンガイ?! ミドリシャミセンガイは<メカジャ>とも呼ばれ、沖の端あたりでまだ食べられているので、
ちょっと大きいぐらい==それがなんなの?という声も聞こえて来そうですが~~。
もっと知りたくなりませんか?ネットサーフィンします。まずはウキペディアや『佐賀県有明海漁業協同組合』のホームページを見ます。ミドリシャミセンガイについて詳しい解説があります。有明海の生き物がいかに外海とは違った生き物であふれているかわかります。貝や魚・生き物は海や川の生命力・汚染状況を教えてくれます
次には大森貝塚を発見したモースについて見ます。実は<シャミセンガイ>は<貝>ではなく<腕足類>と言われる別種です。(イカの祖先では?とも言われてました。)そのことを明らかにしたのがモース達の研究からでした。モースは日本に30種ばかり生息しているといわれていたシャミセンガイを調査・観察・採取したくて、1877年、日本にやってきました。そして、日本の貝塚を発見し、考古学的発掘の方法や観察・記録などを大学で教えました。また日本での生活の中で、西欧人と日本人との違いを認識、日本人の庶民生活を観察、その豊かな家庭芸術に魅入られ、時代の変化の中で捨て去られようとしていた数々の伝統民芸の蒐集をし、世界に紹介しました。日本の伝統生活の見直しにも大きな貢献をされています。
さらに見ますと、有明海の伝統漁法のすばらしさが分かります。有明海と有明海の伝統漁法で世界複合遺産に登録してもいいくらい!(と思っています。)
まず今回発見された<オオシャミセンガイ>を大事にし、研究が深まることを期待します。