地方の映画祭開催が盛んです。
大牟田と同じ炭都「筑豊」を掲げた新しい映画祭「チクホウフォーカス」が9月生まれます。
ただし、会場は地元ではなく福岡市中央区赤坂の福岡市立中央市民センターです。(下:2014年8月27日西日本新聞・塚崎謙太郎「『映画祭』筑豊発信 チクホウフォーカス2014」より)
何故カタカナ「チクホウ」?なぜ福岡市でデビュー? 福岡市が毎年9月に開催している「アジアフォーカス」の<向うを張るように>と形容されていますが、、。趣旨は?<福岡がアジアを発信するように、映画でチクホウを発信したい>とありますので、、。
グローバル化に飲み込まれた消費文化映画界の中にあって、アジアフォーカスの上映作品は作品の発見自体がドラマです。それだけ時間、人ネット、熱意、と経費がかかってます。上映当日も監督や出演者との対談、通訳、ボランティアスタッフとたいへんな体制です。(観客にもわかります)福岡市はお金持ちです。(が又、お金に見合う実入りも要求されるでしょう?)
向うを張る必要はないと思います。厳しい生産現場から生み出された炭都文化の一つとして映画を掘り起し地域・「チクホウ」を再発現、発信してほしいです。お金のかからない方法で、長く続くことを期待します。山本作兵衛さんのように、仕事や生活現場を刻み込み、表現した映画を大事にしてほしいです。