夜噺骨董談義

収集品、自分で作ったもの、見せていただいた品々などを題材に感想談など

スケッチ裸婦 木下孝則画 その23

2024-12-13 00:01:00 | その他
今年中に男の隠れ家は外壁廻りをひととおり終わらせる予定です。風除室内部は全部のサッシュを新規としました。壁・天井はヒバで仕上げています。2階のベランダがサッシュは既存を使用し、壁・天井をヒバで仕上げています。出窓のサッシュはそのまま利用しましたが、ガラス(ペアガラス)は焼けていたので交換しています。本日は木下孝則のスケッチ作品の紹介です。かなり以前に父かまたは祖父が銀座の日動画廊から購入した木下孝 . . . 本文を読む

竹樹秋雨・深壑萬松図 双福 斎藤畸庵筆 1868年(慶応4年) その4

2024-12-12 00:01:00 | 掛け軸
雪の降り始めた中でも新たな男の隠れ家(その4)の改修工事は続いています。ストライプになる外壁は順調に進んでいます。汚れやすい部分は色が濃く、その他は白っぽい色で仕上げています。改修工事なので既存のサッシュ高さに合わせるのが難しかったのですが、縦貼りと横貼りを併用してなんとか割り付けました。車庫のシャッターはオーバースライダーとして、表面はヒバを貼る予定です。さて本日の作品紹介は久方ぶりに斎藤畸庵の . . . 本文を読む

氏素性の解らぬ作品 扇子を持つ女(仮題) 伝長谷川利行筆

2024-12-11 00:01:00 | 洋画
少しは興味があった画家「長谷川利行」の作品ですが、人気ゆえに贋作が多く、また高価なこともあり、距離をおいていた画家のひとりです。今回紹介する作品はなんとなく気に入り、伊勢正義、木下孝則、原精一の女性を描いた作品蒐集の延長上でインタネットオークションにて落札してみた作品です。真偽のほどは当方は素人故、ご容赦願います。落札時の金額はとても廉価で真作とは思えないのですが、明るい印象の作品なので愉しめる作 . . . 本文を読む

古い表具の作品

2024-12-10 00:01:00 | 掛け軸
整理するために過去の作品を仕分けしています。趣味の断捨離というか改修している男の隠れ家に飾たり、保管する作品を選別していますが、かなりの作品が手元から離れることになりそうです。作品を見なおしていると古い作品で表具が魅力的な作品が意外に数多くあることに気がつきます。古画 騎馬武将図 作者不詳紙本着色軸装 軸先象牙 合塗箱入全体サイズ:縦1178*横406 画サイズ:縦321*横296ちょっと折れが気 . . . 本文を読む

色紙 茄子 加藤栄三筆

2024-12-09 00:01:00 | 日本画
ワイシャツのボタン付けは息子が担当・・。今回も快くお引き受けいただきました。さて予算の少ない時は廉価な色紙の作品を購入して蒐集欲を和らげていますが、それも塵が積もればなんとかになっています・・・。本日は加藤栄三の色紙の作品の紹介です。色紙 茄子 加藤栄三筆額装 黄袋+一部布タトウ額サイズ:横450:縦480 画サイズ:横242*縦272加藤栄三の画歴は下記のとおりです。************** . . . 本文を読む

あさ可ほ 梶田半古筆 その3

2024-12-08 00:01:00 | 掛け軸
意外に人気の高い梶田半古の作品ですが、それは「彼の門下からは小林古径、前田青邨、奥村土牛、新井勝利、夏目利政、山内神斧、高木長葉らが出ており、近代日本画を語る上で重要な位置にいるにもかかわらず、展覧会出品作も含め作品の所在がつかめない場合が多く研究が進んでいない。」ということに起因しているようです。 本作品は席画のような簡便な作品ですが、珍しく歌の添えられている作品となっています。あさ可 . . . 本文を読む

木下孝則特集 仮称(くつろぐ)バレリーナ 木下孝則画 その26

2024-12-07 00:01:00 | 洋画
本日紹介する作品は小さな作品ですが、木下孝則の魅力が盛り沢山の作品です。(くつろぐ)バレリーナ 木下孝則画 その26 油彩額装 左上サイン 誂:黄袋+タトウF3号程度 額サイズ:縦490*横440 画サイズ:縦280*横210題名は保管箱に記されているものですので、本当の題名は不明です。描くところを途中で止めたかのようなところも木下孝則らしい・・。手足の描きがうまいですね。作品中のサインは下記の写 . . . 本文を読む

扇面 南天 伊東深水筆

2024-12-06 00:01:00 | 掛け軸
描いている題材は南天・・、南天(ナンテン)は、もともとは中国原産で、日本には江戸期以前に伝わったそうです。庭木として植えられ、乾燥させた実は南天実(なんてんじつ)として咳止め伝統医薬とされてきました。和名ナンテンの由来は、中国語の音読みとされます。 漢名(中国植物名)は、冬に目立つ赤い果実から灯火を連想して南天燭、また葉や幹の姿が竹に似ることから南天竹(なんてんちく)(南天竺)と名付けられ、南天の . . . 本文を読む

二俵上福聚大黒天尊像 平野敬吉(富山)作 その7

2024-12-05 00:01:00 | 彫刻
本日紹介する作品は下記の写真にあるように、表面材を屋久杉で作った棚(残念ながら屋久杉のムクのものではない)に飾った平野敬吉(富山)作の「大黒天尊像」です。二俵上福聚大黒天尊像 平野敬吉(富山)作 その7 像脇「敬吉拝刀」彫銘 像底「大黒天尊像 敬吉謹作」書銘 合箱高さ262*幅205*奥行205今までは「福聚大黒天尊像」として平櫛田中の作ったとされる作品は数点紹介してきましたが、意外にも平野富山が . . . 本文を読む

花文香炉 河井寛次郎作 その5

2024-12-04 00:01:00 | 陶磁器
先日NHKの日曜美術館で「美は喜び 河井寬次郎 住める哲学」(初回放送日: 2024年1月28日)と題されて旧河井寛次郎邸を紹介した番組を放映していました。云わずと知れた日本を代表する陶工・河井寬次郎ですが、柳宗悦と共に民藝運動を進め、人間国宝も文化勲章も辞退し、自らを“生涯一陶工”として独自の造形を生み出した陶工です。自ら設計した自宅は、没後「河井寬次郎記念館」となり半世 . . . 本文を読む

氏素性の分からぬ作品 セント・アイヴスの作? 流黄釉花瓶花瓶 その2 伝バーナード・リーチ作

2024-12-03 00:01:00 | 陶磁器
畑で見つけたトカゲ・・。畑で見つけた変な大根・・、こちら側はオトコ・・・??裏はオンナ・・・・??さてこちらはインターネットオークションで見つけた氏素性の解らぬ作品?セント・アイヴスの作? 流黄釉花瓶 その2 伝バーナード・リーチ作高台脇マーク押印 合箱胴径160*高台径*高さ240なんとも面白そうな釉薬が気になり入手しました。もしかしたらバーナードリーチの作品かもしれません。バーナードリーチの陶 . . . 本文を読む

素描 舞妓 伊東深水筆

2024-12-02 00:01:00 | 日本画
なんとなく増えてきた伊東深水の作品ですので、水屋から茶室へのアプローチの廊下にまとめて幾つかの作品を展示しています。伊東深水の作品は人気ゆえ、高価な作品は入手できませんが、スケッチ程度の作品は意外に廉価にて入手できるようなので、そのような作品が多くなりました。並べて展示し、比較したりして、悦に入っています。本日はそのようなスケッチ(素描)の作品の紹介です。素描 舞妓 伊東深水筆紙本淡彩 額装 濱田 . . . 本文を読む

ブロンドプロフィール 木下孝則画 1924年 その28

2024-12-01 00:01:00 | 洋画
当方の蒐集対象となっている木下孝則の作品ですが、まだ若い頃の作品が入手できましたので紹介します。ブロンドプロフィール 木下孝則画 1924年 その28油彩額装 左上サイン 誂:黄袋+タトウM10号程度 額サイズ:縦690*横535 画サイズ:縦520*横370この作品は大正15年(1924年)頃に描かれたようで、木下孝則が32歳の頃の作です。木下孝則は、明治27年2月24日東京市四谷区に生まれてお . . . 本文を読む

小林古径の鑑定箱 鸚鵡 梶田半古筆 その2

2024-11-30 00:01:00 | 掛け軸
梶田半古の門下からは小林古径、前田青邨、奥村土牛、新井勝利、夏目利政、山内神斧、高木長葉ら、次代の俊秀が輩出しており、その画名の高さや近代日本画を語る上で重要な位置にいるにもかかわらず、展覧会出品作も含め作品の所在がつかめない場合が多く、研究が進んでいない画家のひとりでもあります。小林古径の鑑定箱 鸚鵡 梶田半古筆 その2絹本水墨淡彩軸装 軸先木製塗 小林古径鑑定箱全体サイズ:縦1185横465  . . . 本文を読む

鳴鶉 平福百穂筆 その130

2024-11-29 00:01:00 | 掛け軸
本日は郷里出身の画家の平福百穂の作品を紹介いたします。簡略的に描いた作品ですが、茶味のある作品となっています。鳴鶉 平福百穂筆 その130平福一郎鑑定識紙付 紙本水墨淡彩軸装 軸先象牙 共箱全体サイズ:縦1410*横505 画サイズ:縦295*横372郷里出身の画家の平福父子(穂庵と百穂)、寺崎廣業、倉田松濤、伊勢正義らの作品とその画家らと関連する画家、さらには郷里の関連する蓑虫山人らの作品を当方 . . . 本文を読む