忘年会続きです。昨夜が最終かな? 前の会社の同僚やら、今の会社の同僚やらがメインで、一昨日は家内のお茶仲間と夜噺茶会に参加しました。幸紀と小生が正客・・、ぐずって正客どころではありませんでした 同席の方々にはたいへんご迷惑をおかけしましたが、リンク先の家内が記述しているようにいいお席だったと思います。
本日は久しぶりに源内焼の作品の投稿です。
どうも源内焼の値段が高くなり、気軽に購入できなくなってきました。もともと地図皿などの人気のある作品は手が出なかったのですが、ちょっと大き目の作品や出来のよい作品は値段が高くなってきたように思います。
家内曰く「ブログに投稿するからよ。」だと・・
たしかにヤフーで「源内焼」で検索して、検索された画像を見ると、本ブログの作品が圧倒的に多いようです
値段が高くなっても、源内焼の人気が高まるならそれでいいと思いますが・・・・
ただ、ヤフーオークションを見てみると、源内焼とはまったく違う焼き物を多く出品されていて、これが源内焼かと勘違いされている方が多いと危惧しています。
源内焼 その47 三彩陽刻草紋鉢
合箱
径143*高台径83*高さ55
それほど大きな作品ではありませんが、どの図録にも掲載されていないので珍しいかも・・・。
緑釉を基調とした三彩の源内焼。内側の見込みの底の紋様が不鮮明で釉薬の剥げているのが難点です。
縁には陽刻の文様が全体に施されていますが、黒の釉薬が散在しているのも難点です。外側はシンプルに緑釉ですが、口縁に補修跡が見受けられます。
源内焼は平賀源内が中国からの輸入品であった「交趾焼」が高く売買されているのをみて、日本の通貨が海外に流出することを憂い、作陶を考案したと伝えられています。というより、いい商売になると思ったのではと・・・
浮世絵の鈴木春信の工房にて彫師に型の製作を依頼するという、日本独自のものづくりのアイデアが詰まっています。
売り先は大名や金持ちの商人というように、商売上手なところが多少、気にかかるところですが、それゆえ多くの作品が遺ったともいえます。もともと作品の数が少ないので、希少価値もあり、所蔵者が外部に出さなかったこともあり、古九谷のように知名度は高くないのが源内焼です。
本ブログで説明のとおり再興されましたが、再興されたものの技術があまりにも稚拙なため、同じく再興された九谷ほど知名度と人気が出ませんでした。
本作品は釉薬の剥げなどがあり、黒釉薬の飛びなどがあり、入手は数千円・・。購入時の写真は下記のとおりです。
痛んだところの補修は自分で行いました。とても柔らかい軟陶なので使い勝手は多少悪いのですが、面白い陶磁器群には相違ありません。
型での紋様もよく見ると緻密であり、底の部分は星型になっています。虹彩の発色もみられ、釉薬の眺めも古九谷同様の味わいがあります。
本日は久しぶりに源内焼の作品の投稿です。
どうも源内焼の値段が高くなり、気軽に購入できなくなってきました。もともと地図皿などの人気のある作品は手が出なかったのですが、ちょっと大き目の作品や出来のよい作品は値段が高くなってきたように思います。
家内曰く「ブログに投稿するからよ。」だと・・
たしかにヤフーで「源内焼」で検索して、検索された画像を見ると、本ブログの作品が圧倒的に多いようです
値段が高くなっても、源内焼の人気が高まるならそれでいいと思いますが・・・・
ただ、ヤフーオークションを見てみると、源内焼とはまったく違う焼き物を多く出品されていて、これが源内焼かと勘違いされている方が多いと危惧しています。
源内焼 その47 三彩陽刻草紋鉢
合箱
径143*高台径83*高さ55
それほど大きな作品ではありませんが、どの図録にも掲載されていないので珍しいかも・・・。
緑釉を基調とした三彩の源内焼。内側の見込みの底の紋様が不鮮明で釉薬の剥げているのが難点です。
縁には陽刻の文様が全体に施されていますが、黒の釉薬が散在しているのも難点です。外側はシンプルに緑釉ですが、口縁に補修跡が見受けられます。
源内焼は平賀源内が中国からの輸入品であった「交趾焼」が高く売買されているのをみて、日本の通貨が海外に流出することを憂い、作陶を考案したと伝えられています。というより、いい商売になると思ったのではと・・・
浮世絵の鈴木春信の工房にて彫師に型の製作を依頼するという、日本独自のものづくりのアイデアが詰まっています。
売り先は大名や金持ちの商人というように、商売上手なところが多少、気にかかるところですが、それゆえ多くの作品が遺ったともいえます。もともと作品の数が少ないので、希少価値もあり、所蔵者が外部に出さなかったこともあり、古九谷のように知名度は高くないのが源内焼です。
本ブログで説明のとおり再興されましたが、再興されたものの技術があまりにも稚拙なため、同じく再興された九谷ほど知名度と人気が出ませんでした。
本作品は釉薬の剥げなどがあり、黒釉薬の飛びなどがあり、入手は数千円・・。購入時の写真は下記のとおりです。
痛んだところの補修は自分で行いました。とても柔らかい軟陶なので使い勝手は多少悪いのですが、面白い陶磁器群には相違ありません。
型での紋様もよく見ると緻密であり、底の部分は星型になっています。虹彩の発色もみられ、釉薬の眺めも古九谷同様の味わいがあります。