息子はサッカー教室に試しに参加・・。いろんな意味でやはり小生の息子・・。
今年は義父の1周忌、母の3回忌とあるため仏壇に飾り?として香立を入手しました。
まず1点目は型で作った量産品かもしれませんが、面白いし、今年一周忌を迎える義父の干支が申なので入手しました。
氏素性の解らぬ作品 猿の線香立 今泉今右衛門作
誂箱
高さ53*幅35*奥行45
購入時の作品説明には「本人作」とありましたが、この印銘は11代今右衛門が碗類などの小作品(下記右上写真)に用いられておりますが詳細は不明です。
道具の揃いのひとつであったのかもしれません。たとえば仏具一式の・・・>
11代今右衛門は作品の質の向上に意欲的で、絵を描くことが得意のようです。特に色鍋島、古伊万里の最盛期の作品の復元につとめ、江戸時代の元禄期の作品と比べても遜色のない優れた作品を造りだしたと評されています。
昭和8年には大宮御所・貞明皇后より昔の伝統技術を保護するためにとの御用命を拝しました。その後宮内省、各宮家の御用達を受けるなど優品を造り、今日の今右衛門家の基礎をつくりだした陶芸家です。
線香の本数について
一般的に宗派に関わらず四十九日を迎えるまでは故人の枕元に立てるお線香は1本だけとされています。 ただし、四十九日前であっても、お仏壇にあげるお線香ならば3本であっても構わないとされているようです。
宗派によって違いがあるようで、臨済宗、曹洞宗、日蓮宗では線香の本数は1本です。線香に火をつけたら、香炉の真ん中に1本立てます。これは、修行や瞑想の際に線香が燃え尽きる時間を計っていたからであると言われています。
天台宗、真言宗では線香の本数は3本です。香炉の中で逆三角形になるように立てます。3本全てに火をつけ、自分側に1本、仏壇側に残りの2本を立てます。
浄土真宗の場合は1本の線香を2つに折ります。2本の線香に火をつけたら、香炉に寝かせ、火がついている方を左にして置きます。昔、浄土真宗では「常香盤」と呼ばれるものを線香の代わりに使用していました。この常香盤の名残で線香を寝かせるようになったと言われています。
このような作品は仏壇の線香用というよりも現在ではお香用に用いられていますね。
さて2点目は金属製です。
氏素性の解らぬ作品 蓮花蟹香立 新城猪之吉作
共箱
高さ118*幅59*奥行31
思わず身構えてしまう作品です。蓮から蟹のハサミ・・・。
小さくても精巧な作りになっています。
不気味な感じもしますね。
現代より香立てにはおしゃれ?・・・・
お洒落というか、工芸品、美術品に造詣が深いというべきなのでしょう。
香にはうるさくても、教養のない現代人とは大違いです。
香炉や香合、そして香立てと昔から飾りとしても日本人は文化も持っていましたが・・。
それは女性ばかりではなく男性も評価したからこそ、こだわりがあったのでしょう。
使いにくいという次元を超えた?作品ですね。
箱の蓋裏にあるシールに記されている新城猪之吉、重吉なる人物はよくわかりませんが、下記の人物かもしれません。
**********************************************
新城猪之吉:1857-1930 明治-大正時代の漆器製造業者。安政4年生まれ。会津(あいづ)漆器の蒔絵(まきえ)の改良をこころみ,明治17年東京から7人の職人をまねいて会津の職人に技法をまなばせた。昭和5年10月2日死去。74歳。陸奥(むつ)会津郡(福島県)出身とあるが、東京日本橋で高級銀食器を扱ったいう人物と同一人物かは不明。
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飾っても楽しんでいます。
何気なく飾っても、おっと思う作品・・・・・
ただどうも2作品とも実用的ではない・・
はてさて飾りがメインかな・・。
今年は義父の1周忌、母の3回忌とあるため仏壇に飾り?として香立を入手しました。
まず1点目は型で作った量産品かもしれませんが、面白いし、今年一周忌を迎える義父の干支が申なので入手しました。
氏素性の解らぬ作品 猿の線香立 今泉今右衛門作
誂箱
高さ53*幅35*奥行45
購入時の作品説明には「本人作」とありましたが、この印銘は11代今右衛門が碗類などの小作品(下記右上写真)に用いられておりますが詳細は不明です。
道具の揃いのひとつであったのかもしれません。たとえば仏具一式の・・・>
11代今右衛門は作品の質の向上に意欲的で、絵を描くことが得意のようです。特に色鍋島、古伊万里の最盛期の作品の復元につとめ、江戸時代の元禄期の作品と比べても遜色のない優れた作品を造りだしたと評されています。
昭和8年には大宮御所・貞明皇后より昔の伝統技術を保護するためにとの御用命を拝しました。その後宮内省、各宮家の御用達を受けるなど優品を造り、今日の今右衛門家の基礎をつくりだした陶芸家です。
線香の本数について
一般的に宗派に関わらず四十九日を迎えるまでは故人の枕元に立てるお線香は1本だけとされています。 ただし、四十九日前であっても、お仏壇にあげるお線香ならば3本であっても構わないとされているようです。
宗派によって違いがあるようで、臨済宗、曹洞宗、日蓮宗では線香の本数は1本です。線香に火をつけたら、香炉の真ん中に1本立てます。これは、修行や瞑想の際に線香が燃え尽きる時間を計っていたからであると言われています。
天台宗、真言宗では線香の本数は3本です。香炉の中で逆三角形になるように立てます。3本全てに火をつけ、自分側に1本、仏壇側に残りの2本を立てます。
浄土真宗の場合は1本の線香を2つに折ります。2本の線香に火をつけたら、香炉に寝かせ、火がついている方を左にして置きます。昔、浄土真宗では「常香盤」と呼ばれるものを線香の代わりに使用していました。この常香盤の名残で線香を寝かせるようになったと言われています。
このような作品は仏壇の線香用というよりも現在ではお香用に用いられていますね。
さて2点目は金属製です。
氏素性の解らぬ作品 蓮花蟹香立 新城猪之吉作
共箱
高さ118*幅59*奥行31
思わず身構えてしまう作品です。蓮から蟹のハサミ・・・。
小さくても精巧な作りになっています。
不気味な感じもしますね。
現代より香立てにはおしゃれ?・・・・
お洒落というか、工芸品、美術品に造詣が深いというべきなのでしょう。
香にはうるさくても、教養のない現代人とは大違いです。
香炉や香合、そして香立てと昔から飾りとしても日本人は文化も持っていましたが・・。
それは女性ばかりではなく男性も評価したからこそ、こだわりがあったのでしょう。
使いにくいという次元を超えた?作品ですね。
箱の蓋裏にあるシールに記されている新城猪之吉、重吉なる人物はよくわかりませんが、下記の人物かもしれません。
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新城猪之吉:1857-1930 明治-大正時代の漆器製造業者。安政4年生まれ。会津(あいづ)漆器の蒔絵(まきえ)の改良をこころみ,明治17年東京から7人の職人をまねいて会津の職人に技法をまなばせた。昭和5年10月2日死去。74歳。陸奥(むつ)会津郡(福島県)出身とあるが、東京日本橋で高級銀食器を扱ったいう人物と同一人物かは不明。
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飾っても楽しんでいます。
何気なく飾っても、おっと思う作品・・・・・
ただどうも2作品とも実用的ではない・・
はてさて飾りがメインかな・・。