夜噺骨董談義

収集品、自分で作ったもの、見せていただいた品々などを題材に感想談など

清代倣定窯白磁蓮弁刻碗

2011-12-06 07:01:01 | 陶磁器
とかくこの世は世知辛い・・、責任回避をする人間を目にするとなんともやりきれない。
ま~、ひとつひとつ解決していくしかない。

倣定窯白磁蓮弁刻碗 清代
合箱入
口径165*高さ62*高台径51

「中国の清代の古い白釉蓮弁文鉢であり、宋時代の定窯の古作を意匠としたものです。口縁には多少のホツやニュウ(補修済)もあります。」とあります。





逆さに焼成されたため、口縁に釉薬が掛かっていない。焼成温度が低いせいであろうか、柔陶であり貫入が多い作品です。



高台などの削りなどは端正です。



普段使いといったところでしょうね。

倣定窯白磁蓮弁刻碗ということは宋時代の定窯の焼き方を真似て清時代に伏せ焼きしたものということです。清時代には古い時代の模倣品がたくさん作られたのでしょうか?


前に投稿した下記の作品もその部類のように思われます。模倣については節操無いのは中国は古来からのようです。

定窯黒釉印花草花紋鉢化粧箱入
口径216*高台径53*高さ55

 



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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
唐物、高麗物 (クラフト)
2011-12-16 03:25:40
唐物、高麗物については、全く分りません。本物を手にする機会がなく、美術館で眺める程度です。
でも真贋にかかわらず、自分の感覚で気に入ったものを収集出来たらと思います。結局、写しや偽物も作家さんの作品ですから、そのものの良さで判断すればいいのではと思いますが。勿論、投資目的や、他の諸々の思惑がからむと気に入ったからだけではすみませんね。お写真の平茶碗、いいですね。お茶の緑が映えますね。
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夜噺骨董談義 (難しい)
2011-12-16 05:46:07
仰るとおり、最後は自分の感覚で気に入ったものを収集するのがいいと思います。ただ稚拙な自己満足はみっともないだけなのです。勉強不足や審美眼不測は失笑をもらうだけですので、自己研鑽を少しずつでもしていく必要がありますね
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自己研鑽 (クラフト)
2011-12-16 07:37:14
肝に銘じます。勉強をしながら眼力を養いたいと思います。
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眼力 (夜噺骨董談義)
2011-12-16 23:31:15
いや~こちらの話ですよ
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