源内焼 その２４ 緑釉山水陽刻文三足平水指

昨夜は新しい職場訪問と多くの同僚達との送別会・・、新たな出会いと別れの両方の日でした。今まで転勤の連続でしたが、別れは寂しいものがあり、さすがに退職は気持ちの切り替えが必要なようです。

下の写真は頂いたお花です。いろいろありましたが、このたびも同僚達には本当にお世話になりました
スピーチも頂きましたが、どうもやはり口の悪い上司であったようです



これからは難局の日々、どこの職場も楽ではありません。時代が大きく変わっています。日々新たな工夫や努力をしないでいると糧を失いかねません　さて、新たな職場はいなかるものや・・・。

申し訳ありませんが、明日から墓参りなどで郷里に帰省のためブログは休稿となります。

本日は久しぶりに源内焼が入手できましたので、紹介します。源内焼についてはブログの投稿の有無に関わらず、整理NOにて投稿することにしました。今回の作品はNO２４です。




源内焼　その２４　緑釉山水陽刻文三足平水指　
箱入
内口径126＊胴径205＊高さ108



「肩がほぼ平状に張り出し、身底にかけ緩やかに窄まった底三方に足を配した平形のどっしりとした作り、胴を廻って、幾重にも連なる山並みや家屋、奇石に寄り添うように茂る樹木などの自然豊かな山水風景を陽刻にて施し緑釉を施釉した、源内焼ならではの趣きのある作品です。」と購入時の説明にありました。



箱書きには淡路焼となっていましたが、明らかに源内焼です。



源内焼での水指の作品は珍しく図録などには見当たりません。



置く向きによっていろんな紋様が楽しめます。



一応は裏表で紋様が同じようですが・・・。

塗りの蓋がサイズが合っていないようです。作り直す必要がありそうです。ただ、ありきたりではつまらなそうです・・、ありきたりでなくなにか新しい工夫が・・・。材質はなにがいいかな？

仕事でも趣味でも、常に新たな工夫を求めることが必要なように思えます。決まりごとの多いと思われる茶道具であっても、今の感覚、技術を考慮して新たなことを求めることが新たな存続には必須なことのように思われます。これがうまくいくと実に愉しい。




内側に星のマークが記されていますが、このマークについての詳細は不明です。また楽しみが増えました。



水漏れはしません。水指は水を入れたときにその水が新鮮な色に見えなくてはいけません。



蓋のほかにもうひとつ問題があります。源内焼や楽焼のように軟土の器は藁のような一種独特な臭気を持っていることがあります。この器も臭気があり、水指には使うには気になります。前にはコーヒーの粉で抜けた経験がありますが、今回は色が付かないようにお茶の葉で試行中です。

この水指はどような場で使ったらいいのか・・