夜噺骨董談義

収集品、自分で作ったもの、見せていただいた品々などを題材に感想談など

気になっている作品 萩ニ扇美人図 寺崎廣業筆 明治40年(1907年)頃

2021-01-22 00:01:00 | 掛け軸
昨日は恵比寿様を祀って商売繁盛を願う日でした。夕食は鯛・・、息子はほぼ一匹を鯛らげました、もとい平らげました。



さて本日の作品紹介ですが、前に投稿しました「月光燈影図 伝寺崎廣業筆」と共に気になっている寺崎廣業の作品です。寺崎廣業の作品紹介が続きますが、最近寺崎廣業の作品を再整理しているためでご容赦願います。



萩ニ扇美人図 寺崎廣業筆 明治40年(1907年)頃
絹本着色軸装 軸先木製 合箱入
全体サイズ:縦1885*横520 画サイズ:縦1102*横398

 

この作品は染み抜きが必要でしょうが、そこまで費用をかけるかどうかを迷っています。



先に紹介した「月光燈影図 伝寺崎廣業筆」に描かれている萩と描き方には共通点がありますね。ともに真作なら同時期であり、よく似ています



大事にする作品なら太巻にする必要があるでしょう。一部に絵の具の剥落が生じてきています。



現在は蒐集する作品を控えて、作品のメンテがメインの時期です。



書き込みの少ない作品ですが、真作であろうと推測しています。



ちょっと表具が似合わない???



「月光燈影図 伝寺崎廣業筆」とほぼ同時期に描かれた作品であろうとすると、明治30年前後の初期の作品ですね。資料とその当時の使われた同一印章が確認され、真印に相違ないものです。



そろそろ試しに染み抜きして改装し、太巻きを誂えようかと思っています







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